みんなの銀行、データ分析基盤の導入で与信審査システムを高度化
今回は「みんなの銀行、データ分析基盤の導入で与信審査システムを高度化」についてご紹介します。
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ふくおかフィナンシャルグループ傘下のみんなの銀行は、「SAS Viya」環境で利用可能な「SAS Intelligent Decisioning」を導入した。ソリューションは「Google Cloud」で構築されており、国内初の事例になるという。SAS Institute Japan(SAS)が9月13日に発表した。
SAS Viyaは、単一の環境でデータ分析と人工知能(AI)に必要な機能を備えたクラウド型のアナリティクスプラットフォーム。機械学習、深層学習、テキスト解析、画像解析、予測、最適化などのAI機能を網羅し、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)からセルフサービス型のデータ準備、探索、分析、モデル生成、レポーティングが可能だ。
SAS Intelligent Decisioningは、分析モデルを迅速に企業の意思決定に反映させ、あらゆるユースケースで意思決定の迅速化を支援する。
今回の導入により同行は個人向けローン事業に関わる意思決定ルールを集約して管理し、フロー別シミュレーションを実施していく。これにより業務における意思決定フローの適宜適切な管理および差分確認業務が大幅に効率化される。
顧客がアプリからローンを申し込んだ際、審査結果に至るプロセスにおいて、従来は銀行が実施していた判断を、SAS Intelligent Decisioningで自動化し、審査のリアルタイム性を向上させる。また審査フローにAIを組み込めるため、今後は与信判断の精緻化やさらなる早期化を実現できるという。
さらに今回の導入に合わせて、信用リスク管理機能を提供する「SAS Banking Analytics Architecture」と審査ロジックの柔軟な組み換え機能を提供する「SAS Risk Modeling」も導入し、今後の機能拡張に向けた活用を検討していくという。