PUDU、ロボットのフロア間移動を実現–建物設備と連携でゲート通過も
今回は「PUDU、ロボットのフロア間移動を実現–建物設備と連携でゲート通過も」についてご紹介します。
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商用サービスロボットの設計、販売などを手掛けるPudu Robotics Japan(PUDU)は、配送ロボット「SwiftBot」と清掃ロボット「CC1」が、Octa Robotics(Octa)が提供する、ロボット・建物設備連携インターフェースサービス「LCI」に対応したと発表した。ロボットが自動でエレベーターを利用し、フロア間の移動ができるようになる。
9月に連携テストを実施し、問題なく動作するかを確認したという。第三者がエレベーターを同時に利用する場合でも、ロボットの呼び出し、乗降が適切に行われた。
LCIは、ロボット・設備間連携に特化したマルチベンダー型のインターフェースサービス。ロボットとエレベーター、自動ドア、セキュリティなどの設備を連携することで、ロボットが建物内を自由に移動できるようになる。ロボットからのリクエストに応じ、エレベーターの呼び出しや行き先階を登録するほか、セキュリティゲートや自動ドアを通過する際に、ロボットのための入退室管理システムとして働き、許可されたロボットからの要求に従って、ゲートの開放や扉を解錠する。
さまざまな施設で商用ロボットの導入が進んでいるが、ロボットがフロア間を移動するには、エレベーターの制御システムとの連携が必要になる。今後は、ロボットとエレベーターを連携し、ホテルや病院など複数フロアにわたる移動が必要な施設での導入のハードルを下げるほか、1台のロボットを複数フロアで使用することで、導入事業者の投資利益率(ROI)向上を目指す。