「GitHub Copilot」が複数のLLMに対応–新たに4つのLLMが利用可能に
今回は「「GitHub Copilot」が複数のLLMに対応–新たに4つのLLMが利用可能に」についてご紹介します。
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開発者に朗報だ。まもなくGitHubのコーディングアシスタント「GitHub Copilot」で、いくつかの大規模言語モデル(LLM)を新たに使えるようになる。
Microsoft傘下のGitHubは米国時間10月29日、年次カンファレンス「GitHub Universe」において、Copilotが新たに4つのLLM(「Claude 3.5 Sonnet」「Gemini 1.5 Pro」、OpenAIの「o1-preview」「o1-mini」)をサポートすると発表した。現在、OpenAIの両モデルが「GitHub Copilot Chat」で利用できるようになっており、その後間もなくClaude 3.5 Sonnetが、さらに「向こう数週間」でGemini 1.5 Proが使えるようになるという。
GitHubは「Copilot Workspaceから、コードレビューのための複数ファイル編集、セキュリティ修正提案、CLIまで、GitHub Copilotで利用できる多くのサーフェスエリアと機能において、複数モデルから選択できるようにする」としている。
GitHubが最初にGitHub Copilotの提供を開始したとき、利用していたLLMは「OpenAI Codex」(OpenAIの「GPT-3」の初期バージョン)だった。そして2023年リリースの「Copilot Chat」では、最初は「GPT-3.5」を使っていたが、後に「GPT-4」に変更した。品質とレイテンシーのニーズに応じて、ベースモデルを「GPT-3.5 Turbo」から「GPT-4o mini」に至るまで絶え間なくアップデートしてきたとGitHubは述べている。
GitHubによると、小規模と大規模の言語モデルの双方で、プログラミングのさまざまなニーズに応じる能力が「急成長」したという。
GitHubは発表で、「AIコード生成の次なるフェーズは、複数モデルの機能だけでなく、複数モデルからの選択によっても定められることになる。GitHubは、オープンソース開発者プラットフォームとしての理念を貫き、すべての開発者が、自分に最適なモデルを使って開発する力を手にできるようにする」と述べている。
GitHubはこのカンファレンスで、自然言語だけを使ってアプリを開発できるAIツール「GitHub Spark」も発表した。ユーザーはクラウドのスペースを消費することなく、AIと外部データを活用して「Spark」と呼ばれる「マイクロアプリ」を作成できる。GitHub Sparkの初期プレビュー版は、こちらから申し込み登録できる。