NEC、日本ガイシの統合生産管理システムをローコードで開発
今回は「NEC、日本ガイシの統合生産管理システムをローコードで開発」についてご紹介します。
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NECは、英AVEVAの製造実行管理(MES)ソフトウェア「AVEVA Manufacturing Execution System」を用いて日本ガイシの統合生産管理システムを開発したと発表した。このシステムは、日本ガイシの少量生産製品を取り扱う工場で5月に稼働を開始し、ほかの工場にも展開していく予定だという。
このシステムは、各製造工程の可視化・管理により、現場作業者への製造指示や生産実績の分析などを行う。日本ガイシでは、製品の試作から生産までの早期立ち上げが実現し、新たな事業や製品の創出が可能になるとしている。日本ガイシは、これまで自社のIT要員がスクラッチで製造現場の各種システムを開発、構築していたが、多様な製品の生産でシステムの対応が課題になっていたという。
NECによれば、日本ガイシでのシステム開発に用いたAVEVA Manufacturing Execution Systemは、食品・飲料・化学などで800社以上の導入実績がある。各種製造設備とのインターフェースやローコードツールによる開発ができる点が特徴となっている。
日本ガイシでの開発は、製造設備や業務プロセスの変更、ほか製品の製造ラインへの展開時に、同社のIT要員がローコードでシステムの構築や改修を可能にした。また、共通的に製造現場のデータの分析や活用も行えるようにして、データドリブンなものづくりを強化するとしている。