キヤノン、クラウド活用し構造物の変化を検知–近接目視点検から進化
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キヤノンは11月19日、クラウドを活用することでインフラ構造物点検における変状検知作業を効率化する「インスペクションEYE forインフラCloud Edition」の提供を開始した。提供開始は11月20日。
橋梁やトンネルなどの社会インフラ構造物は、高度経済成長期に建設されたものが多く、急速な老朽化が懸念されている。従来、近接目視での点検が採用されているが、作業時間や労力、コスト、安全面などに課題があり、現在ではカメラやドローンを活用した点検手法が促進されている。
インスペクションEYE forインフラCloud Editionは、土木業界における慢性的な労働力不足をDXで解決することを目的に提供を開始。カメラメーカーとして培ってきた撮影技術や画像解析技術を生かす。
点検作業者自身が撮影した画像をクラウド上にアップロードすることで、自動的にひび割れ、エフロレッセンス(遊離石灰)、鉄筋露出、はく落、錆汁の変状検知ができ、その結果を編集し、画像/CADデータとしてダウンロードすることが可能。従来、手作業で行ってきた変状の記録をAIにより自動化し、作業の効率化に結びつける。
キヤノンでは、定期点検だけでなく補修設計や日常点検などにも役立てていきたいとしている。