因幡電機産業、「WOVN.io」で製品サイトの多言語化対応を強化
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因幡電機産業は、自社の空調ブランド「INABA DENKO」の製品サイトにウェブサイト多言語化サービス「WOVN.io」を導入した。これにより多言語対応を強化し、特に欧州エリアでの事業拡大を図る狙いだ。サービスを提供するWovn Technologiesが12月4日に発表した。
同社の因幡電工カンパニーは現在、グローバル展開の加速に力を入れている。2022年10月には、米国での事業拡大を目指して米国法人を設立した。今後も欧州をはじめ、オセアニアやアジアなど、各地域のニーズに応じた製品開発や物流体制の強化を行い、海外事業の拡大を進めていく予定だ。
欧州での事業拡大を目指し、現地での製品認知を図るため、2024年3月にイタリア・ミラノで開催された世界最大規模の空調展「MCE」に出展。当時は英語のみで情報発信を行っていたが、欧州エリアではビジネス上、現地語が好まれるため、因幡電工カンパニーの製品特徴をしっかりと理解してもらうためには、現地語での情報発信が必要であることが分かった。そこで、製品ラインアップを紹介するウェブサイトや展示会装飾、パンフレットなどの現地語対応を強化することにした。
まず、同年10月にフランス・パリで開催された展示会「INTERCLIMA」に出展するに当たり、INABA DENKOの製品サイトをフランス語とドイツ語に対応させるため、WOVN.ioを導入した。
展示会出展までの限られた時間の中で、対応言語数分のサイト構築の手間や社内リソースの負担が懸念されていたが、WOVN.ioは、元のウェブサイトに一行のコードを埋め込むだけで多言語対応が可能で、新しいサイト構築が不要なため、従来の方法に比べ、70%ほど期間を短縮してフランス語・ドイツ語への対応が実現した。
また、ウェブサイトの翻訳品質は企業や製品の信用に関わる重要な要素だが、複数の機械翻訳エンジンや「用語集機能」を活用し、安定した翻訳品質を担保しながら現地語で情報を提供した。「ライブエディター機能」を活用して現地語ネイティブの社員が簡単に翻訳修正を行えるという。
同社と同様の製造業界やグローバル企業のウェブサイトでWOVN.ioの活用が進んでいる点も、サービスを使う上での安心感・信頼感となり、導入の素早い意思決定につながったとしている。