シャープ、スマホ開発ノウハウ生かし建設現場のDXを推進–古野電気と協業
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シャープは12月10日、古野電気との衛星通信アンテナ開発における協業の範囲を建設分野まで広げると発表した。建設デジタルトランスフォーメーション(DX)向け衛星通信ソリューションの共同開発に取り組む。
開発しているのは、LEO(低軌道)、MEO(中軌道)の衛星通信アンテナ。シャープが持つスマートフォンの設計で培った小型・軽量化技術や通信技術、古野電気の船舶向け機器における経験やノウハウを合わせ、9月から船舶での利用に適した衛星アンテナの早期実用化に向けて取り組んできたという。
今回、古野電気との協業範囲を建設分野にも拡大することで合意したとのこと。シャープが開発するLEO衛星通信アンテナと古野電気の建設現場向けWi-Fiシステムを連携させた建設DX向け衛星通信ソリューションの共同開発に取り組む。
地下や高層階、トンネル内など、モバイルデータ通信がつながりにくい建設現場における品質の向上と高速大容量のネットワーク環境の構築を目指すほか、工事の進捗(しんちょく)にあわせたネットワーク構築エリアの柔軟な変更にも対応する予定だ。
シャープは、衛星通信アンテナを早期に実用化することで、緊急時の連絡や効率的かつ高度な施工管理、遠隔監視などに貢献していく。