同志社大学、学生相談の対応にAIチャットボット導入–導入から公開まで約2カ月

今回は「同志社大学、学生相談の対応にAIチャットボット導入–導入から公開まで約2カ月」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 同志社大学は、PKSHA Workplaceが提供するAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」を導入し、運用を開始した。PKSHA Technologyが6月1日に発表した。

 PKSHA Chatbotは、深層学習と自然言語処理(NLP)を活用したPKSHA Technologyグループによる自社開発のAIエンジンを搭載しており、高い対話精度を実現しているという。

 同志社大学では、コロナ禍においてオンラインでの情報収集が増加したことから、大学における体験の向上を図る施策を検討してきた。これまで窓口対応やメールなどで問い合わせ対応を行っていたが、即時性や対応量に課題を感じていたという。

 この課題を解消するため、24時間アクセス可能なチャットボットの導入を検討する中で、問い合わせデータを蓄積できるPKSHA Chatbotの採用を決定。蓄積したデータを分析することで学生支援策の精度向上に寄与できるとしている。また、導入から公開まで、わずか2カ月でできる点も評価した。

 同大学では、学生支援機構のイメージキャラクター「ひっつー」をモチーフにしたチャットインターフェースをウェブサイト上に設定。学生や保護者を対象に24時間対応できる窓口として、「履修登録の流れ」「課外活動」「アルバイト」「奨学金」「寮」「キャリア」「大学施設等」「学生支援分野全般」に関する問い合わせに自動回答を行う。

 導入後2週間で、履修登録やサークル活動に関する内容をはじめ、約4000件の問い合わせを受け付け、既に2000件以上をAIによって解決したという。また、学生の困りごとや要望をリアルタイムで確認し、蓄積できることから学生サービスの改善につなげられるとしている。

 同大学は今後、大学内のウェブサイト上で同サービスの認知度を高め、運用の定着化を図るという。また、対応状況をモニタリングしながら随時回答精度の改善にも取り組み、問い合わせ状況を踏まえて学生生活以外の問い合わせにも領域を広げる予定だ。

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