OpenAI、新機能「ChatGPT Tasks」をリリース–情報収集などに有用
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これまで、「ChatGPT」は役に立つアシスタントであり、簡単なプロンプトで指示を与えると喜んで手助けしてくれた。だが、ユーザーが頼まなくてもタスクを実行してくれるとしたらどうだろうか?
OpenAIは米国時間1月14日、「ChatGPT Tasks」をリリースした。これは、ユーザーが1回だけChatGPTに指示を与えると、その後は同じタスクを繰り返し実行してくれる機能だ。たとえばデモでは、運動することを思い出させるリマインダーを、やる気にさせる言葉を添えて送るよう、ユーザーがChatGPTに求めている。
だが、ChatGPT Tasksの利用法はリマインダーだけではない。定期的に繰り返し実行できるのであれば、どんなタスクでもChatGPTに指示できる。たとえば、毎日ウェブから特定の情報を抽出し、幅広いニュースの要約、業界分析、天気予報、ソーシャルメディアのトレンド追跡などを作成して、決まった時間に教えてくれるよう依頼できる。
専門職に就くビジネスパーソンにとっては、毎日の電子メールや簡単な報告書の作成といった日常的なコミュニケーションの合理化に、ChatGPT Tasksが特に役立つだろう。
OpenAIの技術スタッフであるKarina Nguyen氏は「X」(旧Twitter)への投稿で、株価を毎朝チェックするのがお気に入りの利用方法だと述べている。同氏が用いたプロンプトは「毎朝10時にAppleの株価をチェックして私に教えて」だ。
ChatGPT Tasksを利用するには、モデルを選択するプルダウンメニューから「スケジュールされたタスクがあるGPT-4o」を選択するだけでいい。続いて、前述のようなプロンプトを入力し、実行してほしいタスクの内容と正確な頻度を説明する。登録したタスクは後でプロフィールメニューの「タスク」バーから管理できる。
OpenAIは、「ChatGPT Plus」「ChatGPT Team」「ChatGPT Pro」プランのユーザーを対象として、数日中に全世界でChatGPT Tasksの提供を順次開始することを明らかにしている。ベータ期間中、登録可能なタスクは10件までに制限される。本記事の執筆時点で、筆者はすでに「ChatGPT Plus」サブスクリプションでChatGPT Tasksを利用できた。OpenAIはインサイトをまとめて機能を改善してからChatGPT Tasksの提供対象を全ユーザーに拡大する予定だ。