茨城交通、中型バスで「レベル4」自動運転の営業運行–約6.1kmを走行
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茨城交通は1月24日、茨城県日立市のバス路線「ひたちBRT」において、国内最長距離かつ国内初の中型バスでの「レベル4」自動運転の営業運行を開始すると発表した。路線バスへの自動運転技術の導入を進め、労働生産性の改善を目指す。
走行するのは、「おさかなセンター」から「多賀駅前」までの約8.7km。うち、日立電鉄線廃線跡地を使用したBRT専用道区間である南部図書館~河原子間の約6.1kmをレベル4自動運転にて走行し、BRT専用道区間以外は従来通り、ドライバーによる手動運転で運行する。
特定自動運行を実施するBRT専用道区間には、バス停が14カ所、一般道との交差部が11カ所、歩行者などが横断する横断指導線が15カ所ほど含まれているとのこと。加えて、車道と歩道の間にガードレールなどがある場所や縁石のみで仕切られている場所が混在する上、手動運転バス車両とのすれ違いなど、さまざまな走行環境が組み込まれている。
今回の取り組みは、2018年度から経済産業省および国土交通省の支援を受け、みちのりホールディングス、国立研究開発法人産業技術総合研究所、先進モビリティ、一般財団法人日本自動車研究所、日本総合研究所らと「Road to the L4 テーマ2 コンソーシアム」として取り組んできたものになる。
今後は、レベル4での走行実績を積み重ね、技術開発をさらに進める。今後、バス車内に茨城交通の関係者が乗車しない、国内初の車内無人での路線バス営業運行を2026年度中に目指す。