日清食品HD、データ連携・分析基盤に「HULFT Square」を活用–データ連携の時間を6割削減
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日清食品ホールディングス(日清食品HD)は、セゾンテクノロジーのクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」を活用してデータ連携/分析基盤を構築した。導入を支援したセゾンテクノロジーが1月29日に発表した。
日清食品HDは今回の導入で、分析を行うためのデータ連携にかかる時間を約60%削減した。また、生成AIとの連携による分析レポートの自動生成やビジネスインテリジェンス(BI)ツールへの組み込みも進めている。これにより、組織間のコミュニケーションおよびコラボレーションも促進されているという。
HULFT Squareは、iPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)として、DXの実現に必要な「データ活用するためのデータ準備」や「業務システムをつなぐデータ連携」を支援する。オンプレミスやクラウド、SaaSなどの環境に分散し管理されているさまざまなデータを、業務システム間、業種、国・地域をまたぎデータを連携できる。
日清食品HDは、セゾンテクノロジーの技術支援の下、HULFT Squareを活用して分散したデータをクラウドデータプラットフォーム「Snowflake」に集約した。これにより、全社で利用可能なデータ連携/分析基盤を構築できたとしている。この構築には、生成AIおよび検索拡張生成(RAG)技術が活用されている。
HULFT Squareについて日清食品HDは、豊富なコネクターを有していることや、直感的なユーザーインターフェース(UI)によるノーコード開発が可能なことを評価した。また、既存システムとの連携性・拡張性、さらにセゾンテクノロジーのデータ連携実績と知見も採用のポイントになったという。
日清食品HDは、「データドリブン経営に寄与する基盤の整備」を推進しており、従来の勘や経験による施策から脱却し、データに基づいた意思決定およびアクションを可能にする体制構築を目指している。
今後は、分析の工数削減や精度の向上に向けたデータ整備、BIツールによるデータの可視化に取り組む。さらにデータの探索・分析からインサイト発掘の支援まで、データの価値を最大限に引き出す分析基盤を目指す予定だ。