「Opera」から「Zen Browser」に乗り換えた5つの理由
今回は「「Opera」から「Zen Browser」に乗り換えた5つの理由」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Opera」が数年前に「ワークスペース」機能をリリースした際、同ブラウザーを上回るものはもう出てこないだろう、と筆者は疑いを持たなかった。実際、長らくOperaを超えるブラウザーは現れなかったが、他のブラウザーもようやくタブ管理の重要性に気づき始めたようだ。ただし、「Google Chrome」はそれに含まれていない。
以前は「Firefox」をメインブラウザーとして使っていたが、Mozillaはタブ管理の利便性を認識していなかった。Firefoxはオープンソースであるため、有志がソースコードを基に独自の派生ブラウザーを開発・配布できる。「Zen Browser」はそうして誕生したブラウザーである。
Zen Browserのテストを始めて数カ月。これは筆者がずっと待ち望んでいたカスタマイズ可能なFirefoxだと感じた。最初の数週間は、Zen Browserを試す程度で、Operaをメインに使っていた。しかし、使い続けるうちにその魅力に引き込まれていったのだ。
そして2週間前、ついに「Linux」と「macOS」の両方で、Zen Browserを既定のブラウザーに設定した。その理由を説明しよう。
筆者はオープンソース至上主義者ではないため、クローズドソースソフトウェアにも抵抗はない。「Slack」や「Spotify」など、オープンではないさまざまなアプリケーションを使用しているし、それについて後ろめたさも感じない。しかし、クローズドソースの類似アプリと同程度に優れたオープンソースの代替アプリが存在する場合は、常にオープンソースアプリを選ぶようにしている。Zen Browserは設計上、オープンである(オープンソースアプリケーションであるFirefoxのフォークなので、オープンでなければならない)。
Zen Browserのソースコードは、「GitHub」の公式ページで閲覧・ダウンロードできる。Operaはこれまでも、そしてこれからもずっとクローズドソースであり、そのことに全く問題はない。しかし、Zen BrowserにはOperaで気に入っている機能が全て含まれているため、(筆者にとって)どちらを選ぶべきかは明白である。
些細なことかもしれないが、筆者にとってブラウザーの外観は重要である。コンピューターのディスプレーを見ている時間が長いため、作業環境は目に優しいものにしたいと考えている。Operaは美しいブラウザーへと進化を遂げ、長らくそれに匹敵するブラウザーは「Arc」しかなかった。しかし、Zen Browserには優れたテーマ設定エンジンが搭載されており、外観を細かく調整できる。
特に気に入っているのは、美しいグラデーション機能でZen Browserの外観をカスタマイズできる点だ。ユーザーインターフェース(UI)にテクスチャーを追加したり(ただし、現時点では、この機能を使用するとアプリウィンドウが粗く表示される)、サイドバーを必要に応じて調整したりできる。