JVCケンウッド、クラウドERPで業務の自動化・省人化を実現
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JVCケンウッドは、統合基幹業務システム(ERP)「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning 」(Oracle Cloud ERP)と業績管理(EPM)「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management」(Oracle Cloud EPM)を導入し、2021年4月に稼働を始めた。日本オラクルが2月21日に発表した。日本IBMが導入を支援している。
JVCケンウッドは映像、音響、通信という3つの技術を軸に事業を展開している。同社では、旧組織の業務プロセスが残った個別最適な仕組みが活用され、それらを複雑につなぎ合わせたインターフェースや、膨大なデータを表計算ソフトでやりとりしていたことが原因となり、経営データの可視化に課題があった。
そこで業務プロセスの統合と標準化による業務の省力化・自動化、さまざまなデータを連結管理に活用できる基幹システムとして、2019年12月にOracle Cloud ERPを選択し、基幹システムの刷新を目指した。
従来のシステムでは、損益を組み替えて限界利益の損益計算書を手作業で作成していたが、新システムでは自動作成が可能になった。また、貸借対照表、キャッシュフロー、総資産利益率の作成についても、これまで月次対応できていなかったが、現在は実働4日で貸借対照表を作成できるようになった。
予算・見込みについては各担当者が手作業で集計していたが、売り上げ、原価、在庫などのデータをPSI(生産、販売計画、在庫)システムと自動連係させ一元化した。これにより各事業部で必要なデータを自由に取り出し、より戦略的に分析できるようになった。