DNPとiPX、製造・物流領域のDXで資本業務提携
今回は「DNPとiPX、製造・物流領域のDXで資本業務提携」についてご紹介します。
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大日本印刷(DNP)と製造・物流向け3Dシミュレーションサービスを提供するiPXは、資本業務提携を発表した。両社は互いのデジタル技術を掛け合わせ、事業拡大を目指す。
DNPは、多様な業務や人員の作業計画・移動経路などの最適化計算を高速で行う「DNPアニーリング・ソフトウェア」(DAS)や、XR技術を活用した「XRコミュニケーション」事業を展開している。iPXは、工場・倉庫向けリアルタイム3DシミュレーションソフトウェアによるDX支援に強みを持つ。今回の提携により、両社は技術・ノウハウを融合し、製造・物流業界のDXを支援する。
今後の主な取り組みとして、「産業用メタバース」サービスの提供や新サービスの共同開発が挙げられた。
「産業用メタバース」サービスでは、3Dシミュレーション代行やソフトウェア開発を中心に、省人化・自動化を支援する。オペレーションの最適化、レイアウトの見直し、物流業務の効率化、自動搬送車(AGV)の導入シミュレーションなどを提供する。
新サービスについては、DNPの製造現場改善ノウハウとiPXのシミュレーション技術を組み合わせ、新サービスを開発する。DNP自社拠点のDX推進で得たノウハウも活用する。
両社によると、製造・物流業界は少子高齢化による労働力不足に直面しており、デジタル技術を活用した業務変革が急務だという。また、リスクを最小限に抑えつつ新技術を導入する上で、仮想空間「メタバース」でのシミュレーションが注目されている。