アップル、「M3」チップ搭載の新型「iPad Air」を発表–「iPad」と「Magic Keyboard」も刷新
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Appleは米国時間3月4日、「M3」チップを搭載した新しい「iPad Air」を発表した。同社 最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は先日、「Air」ラインの新製品と「今週」という言葉を添えた動画を「X」(旧Twitter)に投稿し、発表を予告していた。
M3チップを搭載した新しいiPad Airは、「M2」チップ搭載モデルの後継となる。処理速度は、M1チップの約2倍、「A14 Bionic」チップの最大3.5倍とされている。
M3チップは9コアのGPUも搭載し、グラフィックを多用するゲームやコンテンツ作成などのタスクでパフォーマンスに優れている。グラフィックス性能はM1チップより最大40%高速で、Dynamic Caching、レイトレーシング、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングに対応する。
Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるBob Borchers氏は声明で、「iPad Airは、パワフルなパフォーマンス、持ち運びやすさ、先進的なアクセサリーへの対応を兼ね備えながら、全てをお求めやすい価格で提供するため、非常に人気である。『Apple Pencil Pro』でノートを取る学生から、外出先でパワフルな作業を必要とする旅行者やコンテンツクリエイターまで、全ての人のために、M3チップを搭載し、『Apple Intelligence』と新しい『Magic Keyboard』にも対応したiPad Airは、万能さと価値を次のレベルに引き上げる」と述べる。
M3チップのNeural Engineは、M1チップと比べて、AIベースの作業が最大60%高速であり、Apple Intelligenceの機能をよりスムーズかつ高速に実行できる。
新しいiPad Airは3月12日から販売を開始する。11インチモデルは599ドル(9万8800円)から、13インチモデルは799ドル(12万8800円)から。どちらのモデルも、128GB、256GB、512GB、1TBのストレージ構成が可能となっている。Apple Pencil ProとApple Pencilにも対応する
Appleはまた、iPad Air用のより手頃な価格の新しいMagic Keyboardも発表した。この新しいMagic Keyboardは、より大きなトラックパッド、14キーのファンクション列、USB-Cコネクターを備えている。iPad Air用のMagic Keyboardは、11インチモデル用が269ドル(4万6800円)、13インチモデル用が319ドル(4万9800円)となっている。
iPadのベースモデルもアップデートされた。第11世代となる新しいiPadは3月12日から販売開始となり、価格は349ドル(5万8800円)から。現在は予約注文を受け付けている。新しいiPadに搭載されるのは「A16 Bionic」チップであるため、Apple Intelligenceは未対応である。Apple Intelligenceは、「A17 Pro」またはM1以降を搭載したデバイスが必要となる。