アドビ、「Adobe Stock」に「Customize」機能を追加–生成AIで画像の検索・調整を高速化
今回は「アドビ、「Adobe Stock」に「Customize」機能を追加–生成AIで画像の検索・調整を高速化」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Adobeは米国時間3月11日、画像販売サービス「Adobe Stock」に新しい「Customize」機能を導入した。この機能により、ユーザーはAdobe Stock上で生成AIを活用して、画像の検索と調整を迅速に行えるようになる。
Adobe Stockは、写真、動画、イラスト、ベクターグラフィック、3Dアセット、テンプレートなどの素材を提供する有料サービス。デザイナー、マーケター、ビジネスオーナーなどが主に利用する。同サービスのウェブサイトにアクセスするか、「Creative Cloud」アプリ内から素材を検索、プレビュー、ライセンス購入できる。
Creative Cloudアプリを利用していないユーザーにとっては、新たなCustomize機能が役に立つだろう。この機能を使えば、Adobe Stock上でAIを活用した画像の編集や調整が可能となる。例えば、画像の拡張やスタイルの適用などの調整などを素早く行うことができるが、これには生成クレジットが必要になる。
Adobeは、既にビジネスユーザー向けにAdobe Stockで生成AI「Firefly」技術を提供している。2024年には「Generative Edits」と「Generate Variations」を導入し、ビジネスユーザーがAIツールを使って画像のバリエーションを生成したり、編集を行ったりできるようにした。これにより、背景の削除や置き換え、アスペクト比の調整、新しいスタイルや構図の適用などが可能になる。
Adobeは11日付のブログ投稿で、全てのユーザーが「複数の画像を一度に調整」できるようになったと発表した。これには、「プロジェクトの形式に合わせてアスペクト比を変更したり、複数の画像のスタイルを調和させたりする」ことが含まれる。また、画像を検索したり、アセットに繰り返し変更を加えたりする際に、以前の結果を再利用することがある。そのため、Customize機能では「検索結果とAIによる調整の履歴」を表示できるようになっている。
また、同社によると、Customize機能は、Adobe Stockの今後の新機能のプレビューであり、今後も生成AIをはじめとする新しい機能を追加していくとしている。