住友生命、オラクルのERPで会計システムを更改開始–2026年度に稼働

今回は「住友生命、オラクルのERPで会計システムを更改開始–2026年度に稼働」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 住友生命保険(住友生命)は3月17日、スミセイ情報システムやアビームコンサルティング、日本オラクルと共同で会計システムの刷新プロジェクトを開始したと発表した。

 このプロジェクトのキーワードは「ウェルビーイングな会計業務」。住友生命の従業員1万5000人が利用する基幹システムを刷新し、働き方改革と生産性向上を目指すという。新システムは、会計業務の効率化、利用者の利便性向上、将来的な市場変化への柔軟な対応を目指す。

 ここでは、Oracle提供のクラウドERP「Oracle Fusion Cloud ERP(Oracle Cloud ERP)」を基盤とし、スミセイ情報システムの経費精算ソリューション「皆伝!ワークフロー」を組み合わせる。具体的には、保険業界特有の財務会計・予算管理プロセスの簡素化・標準化、ペーパーレス化、データの一元管理などを実現する。

 システム構築では、Oracle Cloud ERPの標準機能に業務プロセスを合わせるFit to Standard方式を採用。アドオン機能の増加によるコスト増やリスク増大を抑え、制度変更や法改正にも迅速かつ効率的に対応できる基盤を構築する。

 システム刷新で業務集約による会計業務の複雑性解消、柔軟なアクセス環境の提供を通じ、従業員のウェルビーイング向上を図る。さらに、データ活用による経営管理の高度化、データドリブン経営への移行など、グループ全体の成長を支える高付加価値業務へのリソースシフトを加速させる。これにより、変化の激しい社会環境に柔軟に対応できる、アジリティの高い経営基盤の確立を目指す。

 刷新プロジェクトは2026年度の本格稼働に向け、最大150人超の体制で推進。住友生命グループの情報システム基盤を長年支えてきたスミセイ情報システムのノウハウ、幅広い業界の変革を支援してきたアビームコンサルティングの知見、そしてオラクルのクラウド技術を組み合せる。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
IBM、東南アジア向けLLMのテストでシンガポールと提携
IT関連
2024-05-30 06:19
パロアルトネットワークス、自律型セキュリティプラットフォームを発表
IT関連
2022-04-14 10:23
ウクライナ政府が創設、有志が集う「IT軍」–かつてない局面に新たな問題も
IT関連
2022-03-05 04:41
WSL新機能、使用メモリの自動縮退など/Pythonのスーパーセット「Mojo」コンパイラ公開/静的サイトジェネレータAstro 3.0登場、ほか。2023年9月の人気記事
編集後記
2023-11-01 10:46
富士通、サプライヤー12社と脱炭素に向けて実践–CO2排出量の企業間データを連携
IT関連
2024-11-21 11:33
KDDI、新色iPhone 12と「AirTag」は4月23日から予約受付 新型iPad Proは4月30日から
企業・業界動向
2021-04-22 14:19
「GPT-3.5」vs「GPT-4」–「ChatGPT Plus」は月額20ドルの価値があるか?
IT関連
2023-06-23 14:10
AIを活用した製薬会社向け商業インサイトプラットフォームのODAIAが約16億円を調達
IT関連
2022-02-12 02:32
京王プラザホテル、顔認証を活用したチェックインサービスを導入
IT関連
2023-08-12 15:04
日本のIoT市場規模、2027年に8.7兆円に–IDC予想
IT関連
2023-06-09 20:04
LayerX、「バクラク請求書発行」を正式リリース–インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応
IT関連
2023-08-29 06:40
NEC、AI活用の内視鏡画像解析でバレット食道の腫瘍を検知–顔認証技術を応用
IT関連
2021-06-01 20:38
あと払いサービスのPaidy、脆弱性管理ツール「Snyk」導入–脆弱性の平均修理時間73%減
IT関連
2022-03-23 23:47
「旅行需要は必ず復活する」コロナ禍でインバウンド事業の売上98%減を経験したWAmazingが生き残れた理由
ネットサービス
2021-03-02 14:32