グーグルの「Gemini」、Canvas機能とポッドキャスト作成機能を追加
今回は「グーグルの「Gemini」、Canvas機能とポッドキャスト作成機能を追加」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Googleの人工知能(AI)「Gemini」のインターフェースから、文書やコードをリアルタイムに編集できる「Canvas」機能と、ポッドキャストを作成できる「音声概要」機能が利用できるようになった。
GeminiでCanvasを有効にするには、プロンプト入力欄で「Canvas」(キャンバス)を選択すればいい。選択すると、ユーザーは元のコンテンツを表示したまま、変更内容をリアルタイムに確認できるようになる。自分で試してみないとイメージしにくかもしれないが、これまでとの大きな違いは、新しく変更を加えたコンテンツが既存のコンテンツのすぐ下に表示されるのではなく、既存のコンテンツに対して変更を加えられることだ。
この機能を使えば、既存のコンテンツがどのように変更されたのか、またその変更がコンテンツの他の部分とうまくフィットしているのかを正確に確認できるため、非常に便利だ。また、Geminiからフィードバックや編集の提案を受けて、修正を加えることもできる。さらに、変更したい部分を強調表示し、簡単な編集ツールを使ってトーン、長さ、フォーマットを変更するなど、変更作業を細かくコントロールできる。
当然ながら、この機能は文書の作成だけでなく、コーディングにも役立つ。ユーザーはGeminiとやりとりしながら、コードを編集したりフィードバックを受け取ったりできるからだ。Canvas機能をコーディングで使用すると、「HTML」コードと「React」コード、およびその他のウェブアプリのプロトタイプをプレビュー表示できる。デザインを視覚的に確認できるため、編集や調整がこれまでより簡単になる。
Canvasは本日から、全ての国や地域で、Geminiと有料の「Gemini Advanced」のユーザーに段階的に提供される予定だ。
Googleで最も人気の高いAI機能の1つに、音声概要がある。この機能を使えば、ユーザーはボタン操作だけで、自分が作成したコンテンツを2人のAIホストによるポッドキャストに変換できる。ただし、この機能は今まで、Googleのもう1つの実験的なAI製品である「NotebookLM」に搭載され、Geminiには組み込まれていなかった。
だが本日から、音声概要が全ての国や地域で、Geminiと有料のGemini Advancedのユーザーに段階的に提供される。現時点では英語版のみだが、他の言語版もまもなく提供される予定だ。この機能を利用するには、文書やスライドをアップロードしてから、プロンプト入力欄の上部にポップアップ表示される提案チップをクリックすればいい。モバイル版でもウェブ版でも操作は同じだ。