グーグルの新型「Pixel 9a」、廉価版スマホの最適解となり得るか?
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モバイル業界では、新モデルが登場するたびに“間違い探し”の様相を呈している。Appleの「iPhone」やサムスン電子の「Galaxy」、Googleの「Pixel」などのいずれであっても、実際に何が新しくなったのかを見つけ出さなければならない。
これは、新型「Pixel 9a」にも当てはまる。価格は2024年に発売された旧モデル「Pixel 8a」と同じ499ドルだが、ディスプレーは大型化され、バッテリーは大容量化されている。
少なくとも、PixelデバイスのAシリーズについては、Googleが2025年は無難な選択をしているというのが、穏当な表現だろう。だが、これは必ずしも悪いことではない。「Pixel 9a」は、前モデルと同様に持ちやすく、全体的に歓迎すべき改良が施されている。
Pixel 9aの6.3インチ有機EL(OLED)ディスプレーは、Pixel 8aの6.1インチよりわずかに大きいが、「Pixel 9 Pro」や「Pixel 9 Pro Fold」などと同等である。Pixel 9aのピーク輝度は2700ニト(Pixel 8aは2000)で、直射日光下でも少し読みやすくなっている。
Pixel 9aには、Obsidian、Porcelain、Peony、Irisの4色が用意されている。壁紙、アイコン、端末の色に統一感がある美しさは、サムスンやOnePlusなどの他のAndroidメーカーでは見られない、Googleならではのものだ。
プロセッサーは「Tensor G4」に強化されており、全体的なパフォーマンス、電力効率、AIワークフローを向上させている。新型チップと8GBのRAMにより、「Add Me」(一緒に写る)や「天体写真」「Pixel Studio」などの画像処理ツールに対応している。
これらの写真編集ツールは、4800万画素のメインカメラと相性が良いはずだ。Pixel 8aの6400万画素と比べて劣るように見えるが、F値は1.89から1.7となった。これはPixel 9 Pro Foldと同等のカメラ性能であり、Pixel 8aと同じ1300万画素の超広角レンズと組み合わされている。
IP68等級の防水防塵性能を備え、バッテリー容量Pixel 8aの4492mAhから5100mAhに大容量化された。特に注目すべきなのは、バッテリー容量がPixel 9 Pro Foldや「Google Pixel 9 Pro XL」などシリーズのどの機種よりも大きい点だ。
そのほかの部分としては、有線/ワイヤレスの充電速度、ソフトウェアアップデートの7年間保証、ストレージオプション、価格などPixel 8aとほぼ同じとなっている。全体として、Appleの「iPhone 16e」(599ドル)よりも低価格でありながら、より競争力のある機能と性能を備えた端末となっている。4月の発売を予定している。