Anthropicの「Claude 3.5 Sonnet」がPDFに対応–有料プランで利用可

今回は「Anthropicの「Claude 3.5 Sonnet」がPDFに対応–有料プランで利用可」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Anthropicは、人工知能(AI)モデル「Claude 3.5 Sonnet」に「Visual PDFs」と呼ばれる新機能を追加した。これはPDFファイルを読み込んで分析できる機能で(OpenAIの「ChatGPT」ではすでにサポートされている機能だ)、PDFに含まれるテキストだけでなく、画像、図表、グラフも解釈できる。

 ただし、注意すべき点がある。この機能を利用できるのは、有料サブスクリプションの「Claude Pro」か「Anthropic API」のユーザーだけだ。そこで、サブスクリプションユーザーでない方のために、アップグレードしてもよいと思える理由を説明しよう。

 Anthropicのユーザーガイドによると、Claude 3.5 Sonnetに追加されたこの新機能はあらゆる標準的なPDFで利用できるが、いくつかの制限がある。まず、PDFのサイズが32MB以下かつ100ページ以下でなければならない。また、暗号化されたPDFやパスワードで保護されたPDFは処理できない。さらに、「Claude AI」がPDFを適切に分析および理解できるようにするため、文字が鮮明で読みやすく、標準的なフォントが使われ、ページの向きが適切であることが望ましいという。

 ユーザーはClaude AIにPDFをアップロードし、そのPDFに含まれるテキスト、写真、グラフ、表に関する質問を投げかけることができる。Anthropicが挙げている例は、次のようなものだ。

 Anthropicのユーザーガイドには、「Messages API」で新しいPDF分析機能を使用する方法が掲載されている。プログラマーなど、Claude AIを使ってアプリを作成できる人にとってはこれで十分だろうが、それ以外の人たちはどうすればいいだろうか。そこで、サブスクリプションの購入が必要になるというわけだ。

 月額20ドル(約3000円)のClaude Proに加入すれば、この新機能への早期アクセスなど、さまざまな特典を利用できる。ただし、新機能のPDF分析は、今のところベータ版だ。

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