ミスミ、新サービス「MISUMI floow」を提供–工場現場の間接材調達を総合支援
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ミスミグループ本社は4月4日、新サービス「MISUMI floow(フロー)」の提供を開始した。手袋や工具など間接材(MRO)の調達プロセスを最適化することで、トータルコストダウンを支援する。
現在、日本では少子高齢化により労働力はピーク時から半減し、働き方改革により労働時間が減少することで人手・労働時間両面での不足が喫緊の課題となっている。特に、製造業では顕著な問題になっており、廃業や倒産に追い込まれる企業も多い。
ミスミグループ本社 Factory-MRO企業体社長の馬場隆氏によると、間接材領域は多品種少量で需要が不定期なため費用対効果が小さく見過ごされがちで、デジタル化の進展が遅れているのが現状だという。複数のサプライヤーへの調達業務や棚卸作業などの業務が煩雑化し、年間で調達にかかる時間は1工場当たり約1656時間に上るという。
MISUMI floowは、顧客の需要データに基づき最適な方法で商品を提供し、特に量産工場での間接材調達を効率化することで、コスト削減を実現するサービスである。調達担当者の発注の手間を省き、在庫量を可視化することで、調達にかかる時間を7割減らし、適切な在庫管理を可能にする。
使用頻度の高い消耗品は工場に設置される自動販売機で調達できる。自動販売機内の在庫はミスミの資産となり、利用企業は過剰在庫を抱えずに済む。さらに、自動販売機から商品を取り出す際には、顔認証やIDパスが必要となるため、使いすぎを抑制し、従業員のコスト意識向上にもつながるとしている。
馬場氏は、MISUMI floowの提供価値として「在庫レス」「発注レス」「管理レス」「不正レス」の4つを挙げた。これにより、量産工場やサプライヤーの在庫負担の削減、定型業務の低減、付加価値時間の創出を支援し、製造業の競争力向上につなげる。
ミスミグループ本社 日本Factory-MRO事業グループ統括の大内郁浩氏によると、主要顧客は従業員100人以上の量産工場で、自動車、電気・電子、食品、化粧品など約50の工場で先行導入されている。 間接材調達にかかる年間約150日分のコスト削減効果が見込めるとしている。
ミスミグループ本社では、MISUMI floowを「meviy(メビー)」「エコノミーシリーズ」「D-JIT(ディージット)」に次ぐ、デジタル施策の第4弾と位置付けている。
馬場氏は、MISUMI floowを「雑然とした間接材ビジネスプロセスをよどみなく、整流化させることを起点に合理化を図る事業」と説明。その上で、「直接材に比べ、改善に手が回らない間接材プロセスに関するトータルの合理化価値を顧客に提供する」と強調した。