カルビー、年間6万2000件の請求書を「Bill One」でデジタル化–経理業務の紙使用量を9割減
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スナック菓子大手のカルビーが、Sansanのインボイス管理サービス「Bill One」を国内全拠点で導入し、本格運用を開始した。Sansanが4月8日に発表した。
カルビーでは年間約6万2000件もの請求書を受領しており、その管理は紙や電子など形式が多岐にわたるため、担当者500人以上の業務において煩雑化が課題となっていた 。そこで、ペーパーレス化を推進し、生産性向上を図るためBill Oneの導入に至った。これにより、経理関連業務における紙の使用量を約90%削減し、請求書業務に関わる従業員の負担軽減を目指す。
従来、カルビーでは各拠点から紙の請求書を経理部門へ郵送する必要があり、発送や受け取り、保管に多くの時間と手間がかかっていた。また、請求書処理のためだけに出社が必要となるケースもあり、担当者の負担となっていた。Bill Oneの導入により、紙と電子で異なっていた処理フローがデジタルで統一され、オンラインでの一元管理が可能となる。
これにより、全国の拠点や本社部門での開封、回覧、経理部門への郵送といった作業が不要となる。経理部門においても、送付された請求書の保管・管理の手間が省け、既に業務効率化の効果を実感しているという。また、Bill One上で請求書の検索や確認が容易になったことで、上長承認や経理部門の確認作業も効率化され、リモートワークや外出時でも業務を進められる柔軟な働き方を実現する。
カルビーでは、導入の決め手としてBill Oneのデータ化精度と処理速度を挙げ、Bill Oneによるデジタル化が、社員の業務時間を削減できるとしている。同社は今後も請求書業務のさらなる効率化を目指す。