積層造形によるロケット燃料の商業化を目指すFirehawk Aerospaceがシード資金2.6億円調達

今回は「積層造形によるロケット燃料の商業化を目指すFirehawk Aerospaceがシード資金2.6億円調達」についてご紹介します。

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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


画像クレジット:Firehawk Aerospace

ロケット燃料テクノロジーのスタートアップFirehawk Aerospaceは、新ラウンド120万ドル(約1億3000万円)を調達し、既存のシード資金と合計して250万ドル(約2億6000万円)のベンチャー資金を得た。ラウンドはColby Harlowが運営するダラスを拠点とするベンチャーキャピタルのHarlow Capital Managementがリードした。投資を機に同社はFirehawkの取締役会に加わる。

2020年9月のTC Disruptは初めて完全にリモートで開催されたが、Firewhawkはそのスタートアップバトルフィールドの最終選考に残った。積層造形(簡単にいえば高度な3Dプリント)を利用して開発された新種のハイブリッド燃料は、ロケット打ち上げの安全性や製造・輸送コストを大幅に向上させるのが狙いだ。ハイブリッド燃料は液体燃料と固体固体燃料を組み合わせたもので、アイデアとしては新しいものではない。しかし従来のテクノロジーでは、既存の完全固体、完全液体燃料の代替となるだけのメリットを実現できなかった。

同スタートアップの最高科学責任者であるRon Jones(ロン・ジョーンズ)氏は、2種類の新しいアプローチで制限を突破したという。1つは硬質ポリマータイプの燃料を使用すること、もう1つは液体を型に注入して硬化を待つという現在の方法に代わって、積層造形を使用して燃料構造を作成することだった。

現在、Firehawkはシード資金を利用して商業化に必要な規模でテクノロジーをテストし、パートナーシップと潜在顧客を発見していく予定だ。また、テキサス州とオクラホマ州の両施設で研究開発と製造事業を拡大していく予定だという。

関連記事:Firehawk Aerospaceは安全で低コストなハイブリッドエンジン用燃料でロケット革命を目指す


【原文】

Rocket fuel technology startup Firehawk Aerospace has added $1.2 million to its existing seed financing, bringing the full amount invested in the round to $2.5 million. The new tranche comes from Harlow Capital Management, a Dallas-based firm run by Colby Harlow, who will join Firehawk’s board of directors as part of the deal.

Firewhawk, which was a finalist in our first-ever all-virtual Startup Battlefield at TC Disrupt last September, has developed a new kind of hybrid rocket fuel that greatly enhances rocket launch safety, cost and transportation using additive manufacturing (basically, the grown-up version of 3D printing). Hybrid rocket fuel (which combines aspects of both liquid and solid propellants used previously) isn’t new, but past technology has been unable to compete on cost and efficacy relative to existing nonhybrid alternatives.

The startup’s Chief Scientist Ron Jones was able to get around these limitations with two new approaches: Using a fuel with a hard polymer structure and producing it using additive manufacturing instead of casting via molds with a liquid that hardens.

Firehawk now intends to use its seed funding to test its technology in operational conditions and at the kind of scale required for commercialization, and to build out its partnerships and client list. The startup also intends to grow its R&D and manufacturing operations in both Texas and Oklahoma.

(文:Darrell Etherington、翻訳:滑川海彦@Facebook)

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