マイクロソフトと独VW、自動運転ソフトウェアの開発で提携
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ドイツの自動車メーカー、Volkswagen Group(以下VW)は2月11日、自動運転ソフトウェアの領域でMicrosoftと提携することを発表した。両社は今後、クラウドベースの自動走行システム用プラットフォームを共同で開発する。両社は2018年から、VWのコネクテッドカー向けクラウド「Volkswagen Automotive Cloud」の開発で提携しており、今回の提携はこれをさらに拡大するものだ。
VW傘下のCar.Softwareは、多数のVWブランド向けにデジタルテクノロジーを開発する専門企業だ。同社は今後、Microsoftの「Azure」プラットフォームを開発に活用する。最終目標は、Microsoftのテクノロジーを基板とした自動運転プラットフォームを構築することだ。VWによると、Microsoftとの連携を強化することで開発効率をさらに高め、よりシンプルなソフトウェア設計プロセスを実現できるという。
VWは2025年までにおよそ270億ユーロ(約3兆5000億円)を自動車の「デジタル化」に投資する計画だ。その一環として、先進運転支援システム(ADAS)など多くのソフトウェアを自社開発する。2022年にはVWの量産車が、Microsoftの技術をもとに構築されたVWのクラウドシステムと通信するようになる見込みだ。その結果、将来は無線接続(OTA)によるアップデートが頻繁に、かつ格段にシームレスに行われる可能性が高い。Teslaが普及させたことで知られるOTAアップデートは、自動車業界で今後ますます一般的になっていくだろう。