「HashiCorp Consul」、「GKE Autopilot」パートナープログラムでサポート

今回は「「HashiCorp Consul」、「GKE Autopilot」パートナープログラムでサポート」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 HashiCorpは米国時間2月26日、「Consul 1.16」が「Google Kubernetes Engine(GKE)Autopilot」のパートナープログラムでサポートされたことを発表した。

 Consulは、GKE Autopilotでフリート全体にわたり一般提供される最新のパートナー製品だと同社は述べる。現時点において、「Consul 1.17」のGKE Autopilotサポートは、2024年後半に提供される予定。Consulは「Google Kubernetes Engine(GKE)」「Anthos GKE」でもデプロイが可能。

 GKE Autopilotは、コンテナー化されたワークロード向けにGoogle Cloudで提供されるフルマネージド「Kubernetes」プラットフォーム。GKEのベストプラクティスに従うKubernetes向けの合理化された構成で、Googleがクラスター構成を管理する。Kubernetesを使ったワークロードに伴う複雑さを軽減し、インフラ、コントロールプレーン、ノードの管理により作業を簡略化するとともに運用・保守コストを削減する。

 GKE Autopilot上でConsulをデプロイすることで、サービスやアプリケーションをクラウド、プラットフォーム、サービス間で接続でき、簡略化されたKubernetes体験からメリットを得ることができる。GKE Autopilot利用の主なメリットとして、1)アプリケーションの構築とデプロイへの集中、(2)追加設定不要のセキュリティ、(3)従量課金制ーーがあるという。

 (1)について、GKE Autopilotを使うことでGoogleは、GKE向けのベストプラクティスを活用してインフラストラクチャーを管理する。Consulを使用することで、一元化された管理と自動化を通して運用の最適化が可能となり、開発者の貴重な時間やリソースを節約できる。

 (2)では、Kubernetesに対する長年の経験からGKE Autopilotは、GKE強化ガイドラインとセキュリティベストプラクティスを実装しており、安全性が低いと思われる機能(ポッドやホストレベルの特権アクセス)をブロックする。HashiCorpのゼロトラストソリューションの一環として、Consulはアイデンティティーベースの承認とサービス間の暗号化を使用することで、最小権限アクセスを可能にする。

 (3)により、GKE Autopilotの料金は、ポッドがリクエストしたリソースに基づいているため、支払い予測と属性を簡素化できるという。

 ConsulをGKE Autopilot上でデプロイすることで、サービスネットワーキングの円滑化をマルチクラウド環境やマイクロサービスアーキテクチャー間で可能にするとHashiCorpは説明する。Consulは、GKE、GKE Autopilot、Anthos GKEといったGoogle Cloud Kubernetesと統合されることで、アプリケーションのレジリエンシーを強化して稼働時間を増やし、アプリケーションのデプロイを加速するのを支援する。また、クラスターのサービス間セキュリティを向上させ、全体的な運用負荷を軽減する助けともなるという。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
エンタープライズ向けSaaS全体でのシングルサインオンや一括ログアウト、リスク情報共有など実現へ、アイデンティティ管理の相互運用性を実現する「IPSIE WG」発足
SaaS
2024-10-23 09:32
三菱地所プロパティマネジメント、クラウド請求書サービスで月2000時間を削減
IT関連
2023-10-13 02:44
西松建設、「Dell Precision 5480」で建設業務の生産性と効率を向上
IT関連
2025-01-30 09:53
補償金額、送信範囲……課題山積の図書館メールサービス 改正著作権法成立、現場は「時間との戦い」
IT関連
2021-06-25 19:26
「住‌宅‌ロー‌ン‌選‌び」‌の‌常‌識‌を‌変‌え‌る‌モ‌ゲ‌チェッ‌ク‌が‌6.3‌億‌円‌を‌調‌達‌
フィンテック
2021-02-16 05:18
登大遊氏、日本は「超正統派」のICT人材を育成すべき。そのために、自由な試行錯誤を許容するインチキネットワークの普及に取り組む(後編)。JaSST'22 Tokyo
働き方 / 給与 / 学び
2022-03-17 03:47
「AI学習機」と「自習室」に活路を見いだす中国のエデュテック企業
IT関連
2023-11-09 00:39
ポケモンGOで1時間の「ミニリュウ」大量発生、11日に レイドには「ヤンチャム」登場
くらテク
2021-05-12 18:06
eVTOL開発のArcherがユナイテッド航空から受注、SPAC経由で上場も
モビリティ
2021-02-12 16:00
東京大学・FastLabel・Human Dataware Labが自動運転用3次元アンノテーションツールAutomanをOSSとして無償提供
IT関連
2022-01-25 18:16
銀行の顧客満足度向上を支援するスタートアップ「Flourish」が1.6億円を調達
フィンテック
2021-03-06 14:47
6年ぶりに来日したベニオフ セールスフォースCEOはAIについて何を語ったか
IT関連
2023-12-02 03:52
DHH氏によるコンテナデプロイ自動化ツール「Kamal 1.0」正式リリース。ベアメタルや仮想マシンに自動デプロイ、ゼロダウンタイムのアプリ更新も可能
DevOps
2023-10-10 07:13
生成AIのAmazon Q Developer、古いJavaコードを最新のJava 21 LTSへの変換に対応
AWS
2025-02-25 13:09