中国政府、高齢者に優しいネットサービス提供を指示
今回は「中国政府、高齢者に優しいネットサービス提供を指示」についてご紹介します。
関連ワード (中国ビジネス四方山話、開発等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
中国では2020年4月時点で新型コロナウイルス感染症の拡大をITによって抑え込んだ。さまざまなソリューションを駆使したが、コロナ感染者と濃厚接触者のいた場所だけを隔離・消毒し、患者を治療するというもの。人が集まるショッピングセンターや駅、観光地などでは、SNSの微信(WeChat)やフィンテックの支付宝(Alipay)のミニプログラムで感染の可能性があるかないかを3色で示すQRコード「健康コード」を警備員に見せて、通行するようになった。
また直接の対策方法ではないが、フードデリバリーやライブコマース、EC(電子商取引)サービスのニーズも高まった。中国の生活において、コロナ前よりもますますスマートフォンが生活に根付いた。またオンライン学習やリモート医療も発展し、利用者が増えた。詳しくは著書『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか』(星海社)に書いたのでそちらをご覧いただきたい。
ところで、IT活用を徹底した合理的な対策で困るのがデジタルネイティブではなく、これまでネットサービスの利用に消極的だった高齢者だ。カルチャースクールで開講している高齢者向けのスマートフォン講座では、アフターコロナで受講者がだいぶ増えたと報じられている。「スマートフォンを使いこなさないといけない」、と一部の高齢者は危機感をもって受講し始めたそうだ。
とはいえ、それはあくまで2億7000万人いるといわれるスマートフォン所有の高齢者の一部に過ぎない。中国の街中ではもはやほとんどフィーチャーフォンは売られておらず、多くの高齢者がスマートフォンは所有している。しかし、その用途はWeChatで家族や友人と写真を送りあったり、ニュースを見たりする程度だ。スマートフォンをまともに使えない高齢者は1億4000万人程度いるという統計もある。
その対策として、中国政府(国務院)が高齢者にも優しい生活環境作りを目的とした「関于切実解決老年人運用智能技術困難的実施方案」を発表した。この方案を短く書くと、次のような状況の改善を求める内容が多く挙がっている。
中国では、高齢者のIT対応はこれまで若い家族がネット利用をサポートしていたが、政府が明確に高齢者などの弱者を意識した仕組みにするように指示をしたわけだ。
加えて、情報産業省に当たる工業和信息化部(工信部)が、43のアプリと115のサイトに対して、高齢者など弱者に対応したシンプルなデザインや高齢者向けバージョンを用意するよう指示した。また非デジタルネイティブや視力/聴力障がい者向けの対応を求める一方、サービスの課金などを過度に誘導しないように求めている。工業和信息化部は今後、アプリやサイトが政府の要求する高齢者・弱者向けに提供されているかを審査し、サービス提供者に対して信用スコアの格付けを行うとのことだ。
名指しされたアプリは、微信、微博(Weibo)、淘宝(Taobao)、美団(Meituan)、支付宝(Alipay)、抖音(中国向けTik Tok)、百度(Baidu)、百度地図、高徳地図などの、中国生活でなくてはならない定番アプリばかりだ。
かつて情報端末の選択肢にスマートフォンがなくPCしかなかった頃、中国のサイトデザインのお作法として、ポータルサイトをはじめとしたニュースサイトでは小さなフォントでたくさんの情報を入れていた。そうした中で大手ネット企業が提供するポータルサイト「網易(NetEase)」は、アンチテーゼとばかりに文字サイズを大きくシンプルにしたサイトデザインに大きく転換したことがあった。これまでの中国の常識を破るものだったが、利用者からの支持を得られず、すぐに元のごちゃごちゃとしたデザインとなってしまった。しかし、今度は政府の方針であり、望むと望まざるとにかかわらず、企業は高齢者対応を進めることだろう。
この政府通達は、「外国人に優しいデザインに」とは書いていない。しかし社会的弱者のために有人窓口をいろんな場所に残すよう政府は指示しているので、中国の各種アプリを入れていない外国人が現地で打つ手なく詰むということはなさそうだ。
開発とは – コトバンク
デジタル大辞泉 – 開発の用語解説 – [名](スル)1 土地・鉱産物・水力などの天然資源を活用して、農場・工場・住宅などをつくり、その地域の産業や交通を盛んにすること。「農地を開発する」「未開発」2 新しい技術や製品を実用化すること。「新製品を開発する」3 知恵や能力…
開発(かいはつ)の意味 – goo国語辞書
開発(かいはつ)とは。意味や解説、類語。[名](スル)1 土地・鉱産物・水力などの天然資源を活用して、農場・工場・住宅などをつくり、その地域の産業や交通を盛んにすること。「農地を開発する」「未開発」2 新しい技術や製品を実用化すること。「新製品を開発する」3 知恵や能力などを導きだし、活用させること。「子供の情操を開発する」→注入[補説]明治期には「かいほつ」とも読んだ。 – goo国語辞書は30万3千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。
開発(カイホツ)とは何? Weblio辞書
「開発」の意味は「かいはつ(開発)」に同じのこと。Weblio国語辞典では「開発」の意味や使い方、用例、類似表現などを解説しています。
開発(デベロップメント)とは – IT用語辞典 e-Words
開発【デベロップメント / development】とは、新しいものを作り出すこと。また、対象に働きかけて機能や能力を獲得・発展させたり、人間の役に立つ状態に作り変えたりすること。ITの分野では、ある目的を達するための技術や仕組み、ソフトウェア(コンピュータプログラム)、装置や機器、それらを組み合わせたコンピュータシステム、サービスなどを作りあげる行為や事業を指す。
開発 – Wikipedia
開発 (かいほつ)元々は 仏教用語 で、 仏性 を開き発(ほっ)せしめること。 (かいはつ、 英 : development )上記の 仏教 用語 からの転用で、自然や知識を利用してより人間に有用なものを生み出 …
開発の英訳|英辞郎 on the WEB:アルク
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