長距離トラックの中継輸送から無駄な時間をなくすBatonが11.5億円調達
今回は「長距離トラックの中継輸送から無駄な時間をなくすBatonが11.5億円調達」についてご紹介します。
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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
トラック業界では「休止と留置」の時間が効率と利益とドライバーの敵だ。トラックヤードで積替えのために過ごす休止時間と、スケジュールがずれた荷降ろしと荷積みの間に生ずる無駄な時間は、米国のトラック業界に年間20億時間あまりの損失を与えている。
8VCのインキュベーター事業から生まれたサンフランシスコのBatonは、このトラック業界の長年の問題を解決すると彼らが信じるビジネスを開発した。社名の「バトン」は、同社のビジネスモデルを表している。Batonは、混雑した都市部の郊外にドロップゾーンのネットワークを構築しており、パートナーから24時間設備をサブリースしている。長距離トラック運転手は、これらのドロップゾーンに荷物を積んだトレーラーを止めておくことができる。Batonは、クラス8の大型トラックを所有する地元の運送企業と契約して、そのトレーラーを届け先まで運ぶ。
Batonが開発したのは、トラックとドロップゾーンと倉庫と地元のドライバーを単一のAPIで調整するソフトウェアだ。顧客はそのAPIからの自動アップデートで、荷が届いたことをリアルタイムで知ることができる。
共同創業者のAndrew Berberick(アンドリュー・バーベリック)氏は、最近のインタビューで「長距離トラック輸送には無駄な時間がとても多い」と述べている。Batonの利点は、休止と留置で失われる大量の無駄な時間をなくし、さらに都心の渋滞で過ごす路上の時間も減らす。同社によると、米国のトラックドライバーの賃金は時間制ではなく距離制であるため、ドライバーの収入増にも貢献し、炭素排出量も減らす。
Batonの顧客は、CRSTのような長距離トラック輸送の企業だ。この非上場の運送企業は、Walmart のような米国最大の小売企業に荷物を運んでいる。また、さまざまな戦略的投資家たちも、Batonに投資している。最初の330万ドル(約3億6000万円)のシード資金は不動産企業のPrologisと8VCが2019年12月に投資した。そして現在はシリーズAでさらに資金と投資家を求めているが、そのラウンドをリードしているのは8VCとMaersk Growthだ。後者はロジスティクスの大手AP Moller-Maerskのベンチャー部門となる。
結局、BatonはシリーズAで1050万ドル(約11億5000万円)を調達し、共同創業者のNate Robert(ネイト・ロバート)氏とバーベリック氏によると、今の投資前評価額は5000万ドル(約54億6000万円)だったという。このラウンドに参加した投資家はPrologis、Ryder、Lineage Logistics、Project44のCEOであるJett McCandless(ジェット・マッキャンドレス)氏、KeepTruckinのCEOであるShoaib Makani(ショアイブ・マカニ)氏、Clarendon CapitalのオペレーティングパートナーJohn Larkin(ジョン・ラーキン)氏、I.S.Gの創業者Trace Haggard(トレース・ハガード)氏、そしてCooley LLCだ。
Batonのドロップゾーンはロサンゼルスに数カ所あり、同市における増設を計画している。ロバート氏とバーベリック氏によると、今後1年もしくは1年半で、アトランタとシカゴとダラスにも開設する予定だとのこと。
Batonの短期的な狙いは、人間が運転するトラック輸送の無駄の解消だが、ロバート氏によると、同社のビジネスモデルは、自動運転トラックにも適用できる初めてのアプリケーションになりうるという。「ただし、ハイウェイだけに限るべきだ。しかもそのためには乗り換えハブの全国的なネットワークが必要となる」とロバート氏は語る。
Batonはすでにこのアイデアのパイロット事業を行っており、ロバート氏はそれを「自動運転中継(autonomous relays)」と呼んでいる。この事業には、アリゾナとカリフォルニアの州境にある某自動運転トラック企業が協力している。
8VCのパートナーで共同創業者のJake Medwell(ジェイク・メドウェル)氏は次のように語っている。「ルートによっては、自動運転でしかも最終的には電動のトラックがスタンダードになるため、Batonのハブのネットワークとソフトウェアによる調整が中核的なインフラストラクチャーになるだろう。BatonによるDXで、トラック輸送業の自動化が可能になる」。
画像クレジット:TSG Fleet Services
【原文】
In the trucking industry, “dwell and detention” times are the enemies of efficiency, profits and drivers. More than two billion hours are lost each year due to dwell — the time spent at a distribution yard or facility — and detention — the gap between when unloading or loading is supposed to begin and when it actually does.
Baton, a San Francisco-based startup developed out of 8VC’s incubator program, has developed a business that it believes will solve these long-standing problems for truckers. The company’s name gives a hint at its business model. Baton is developing a network of drop zones, 24-hour facilities it has sub-leased from partners, that are located outside of busy urban centers. Long-haul truckers can pull up and leave their loaded trailers at these drop zones. Baton then partners with local fleets of Class 8 trucks that will arrive at the drop site, grab the load and take the freight to its final destination.
The startup developed a software platform that coordinates vehicles, drop-zones, warehouses and local drivers through a single API. Customers also receive live automated updates via API as loads are delivered.
“In long-haul trucking, there’s a remarkable amount of wasted time,” co-founder Andrew Berberick said in a recent interview. Baton’s pitch is that it eliminates hours wasted with dwell and detention as well as the time spent sitting in traffic. The company says it can also help increase wages for drivers, who are typically paid by the mile and not the hour, as well as cut carbon emissions.
Baton has landed long-haul trucking firms as customers, including CRST, the private freight company that carries loads for some of the country’s largest retailers, including Walmart. And it’s also attracted a variety of strategic investors. The company raised its first $3.3 million from real estate corporation Prologis and 8VC, in a seed round that closed in December 2019. Now, it’s tacking on more capital and investors in a Series A funding round, co-led by 8VC and Maersk Growth, the corporate venture arm of logistics giant AP Moller-Maersk.
Baton raised $10.5 million in the Series A, and now has a post-money valuation of $50 million, co-founders Nate Robert and Berberick told TechCrunch. Prologis, Ryder, Lineage Logistics, Project44 CEO Jett McCandless, KeepTruckin’ CEO Shoaib Makani, Clarendon Capital operating partner John Larkin, I.S.G founder Trace Haggard and Cooley LLC all participated in the round.
Baton has several drop zones in Los Angeles, with plans to open more in the city. Robert and Berberick said their plan is to open zones in Atlanta, Chicago and Dallas in the next 12 to 18 months.
Baton’s short-term aim is to end waste in human-driven trucking operations. But Robert says the business model is well-positioned to handle what he says will be the first viable applications of autonomous trucks. “The answer is on highways only,” Robert said. “And for that to occur you’ll have to have a nationwide network of transfer hubs.”
Baton is already piloting the idea, which Robert called “autonomous relays,” with an unnamed self-driving trucks company on the Arizona-California border.
“As we see automated and eventually electric trucks become standard for certain routes, the network of Baton hubs and the coordination provided by its software will become seen as core infrastructure. Baton makes the transformation to automated trucking possible,” 8VC partner and co-founder Jake Medwell said.
(文:Kirsten Korosec、翻訳:Hiroshi Iwatani)
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