現場作業員にスマートモバイルアシスタントアプリを提供するYoureka Labsが約9.3億円調達
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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
モバイルフィールドサービスのスタートアップ企業であるYoureka Labs Inc.(ユーリカ・ラボ)は、シリーズAラウンドで850万ドル(約9億3000万円)の資金を調達した。この投資ラウンドはBoulder Ventures(ボルダー・ベンチャーズ)とGrotech Ventures(グロテック・ベンチャーズ)が共同で主導し、Salesforce Ventures(セールスフォース・ベンチャーズ)も参加した。
メリーランド州を拠点とする同社は、IBM Cloud(IBMクラウド) & Watson Platform(ワトソン・プラットフォーム)でゼネラルマネージャーを務めていたBill Karpovich(ビル・カルポヴィッチ)氏がCEOに就任したことも正式に発表した。
Youreka Labsは、Salesforceをはじめとする人工知能や自動化技術を活用してカスタマー・リレーションシップ・マネジメントの変革に特化したクラウドコンサルティング事業を行っている親会社のSynaptic Advisors(シナプティック・アドバイザーズ)からスピンアウトした会社だ。
同社は、現場で働く人々がより安全かつ効率的に仕事をこなせるようにするためのスマートモバイルアシスタントを開発している。これには、ガイド付き手順書、スマートフォーム、写真やビデオのキャプチャなどが含まれる。また、YourekaはField Service Mobile(フィールド・サービス・モバイル)のような既存のSalesforceモバイルアプリケーションにも組み込まれており、エンドユーザーは1つのモバイルアプリから操作できるようになっている。
Yourekaは現時点では、ヘルスケア、製造業、エネルギー・公共事業、官業という4つのユースケースを特定している。Shell(シェル)、P&G、Humana(ヒューマナ)、Transportation Security Administration(米国運輸保安庁)などの企業や機関と提携しており、同社のテクノロジーは、現場の同僚と知識やプロセスを共有することを可能にすると、カルポヴィッチ氏はTechCrunchに語った。
「例えばヘルスケアの分野では、医師からの複雑な医療評価を、シンプルなモバイルアプリにデータを集約することで役に立つ形にして、現場で働く看護師に送り出します」と、カルポヴィッチ氏は続けた。「これにより、看護師は自分が医師でなくても、優れた仕事ができるようになります」。
カルポヴィッチ氏は、シリーズAの資金調達を実施した理由について「そろそろ自分たちの力でやってみる時期」だからと語っている。同氏のもとには投資家から関心が寄せられており、この資金があれば会社をより迅速に前進させることができる。現在、同社はSalesforceのエコシステムに注力しているが、これは時間の経過とともに変化する可能性があると、同氏は付け加えた。
今回調達した資金は、同社の活動範囲と製品を拡大するために使用される。カルポヴィッチ氏は、今後半年から1年の間にエンジニアリング部門のチームを倍増させることで、そのプラットフォームを拡大することができると期待している。Yourekaは現在、100社の顧客を抱えているが、これをさらに成長させるために、カルポヴィッチ氏はマーケティングにも投資したいと考えている。
すでに特定されているユースケースに加え、金融サービスや保険、特に損害を査定する業務に同社の潜在的需要があると、カルポヴィッチ氏は見ている。同社の顧客は今のところ米国に集中しているが、カルポヴィッチ氏は英国や欧州での展開も計画している。
同社は2020年に300%の成長を遂げたが、これはフィールドサービスにおいて、この種のツールが必要とされているためだと、カルポヴィッチ氏は考えている。Yourekaは、エンドユーザーごとに月額課金するライセンスモデルの他、アプリを作成する人のための管理者用ライセンスも用意しており、こちらもユーザーごとの月額課金制となっている。
「企業が適切なスキルを持った人材を見つけることができないために、現在250万件の求人が出ています」と、カルポヴィッチ氏はいう。「私たちの製品は、これらの仕事にアクセスできるようにします。AIが人の仕事を奪うという人もいますが、私たちはAIを使って人の仕事を強化します。90%の知識を持ち、経験の少ない人に、を与えることができれば、非常に多くの雇用機会を切り開くことができるでしょう」。
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画像クレジット:Justin Sullivan / Getty Images
【原文】
Mobile field service startup Youreka Labs Inc. raised an $8.5 million Series A round of funding co-led by Boulder Ventures and Grotech Ventures, with participation from Salesforce Ventures.
The Maryland-based company also officially announced its CEO — Bill Karpovich joined to lead the company after previously general manager at IBM Cloud & Watson Platform.
Youreka Labs spun out into its own company from parent company Synaptic Advisors, a cloud consulting business focused on the customer relationship management transformations using Salesforce and other artificial intelligence and automation technologies.
The company is developing robotic smart mobile assistants that enable frontline workers to perform their jobs more safely and efficiently. This includes things like guided procedures, smart forms and photo or video capture. Youreka is also embedded in existing Salesforce mobile applications like Field Service Mobile so that end-users only have to operate from one mobile app.
Youreka has identified four use cases so far: healthcare, manufacturing, energy and utilities and the public sector. Working with companies like Shell, P&G, Humana and the Transportation Security Administration, the company’s technology makes it possible for someone to share their knowledge and processes with their colleagues in the field, Karpovich told TechCrunch.
“In the case of healthcare, we are taking complex medical assessments from a doctor and pushing them out to nurses out in the field by gathering data into a simple mobile app and making it useful,” he added. “It allows nurses to do a great job without being doctors themselves.”
Karpovich said the company went after Series A dollars because it was “time for it to be on its own.” He was receiving inbound interest from investors, and the capital would enable the company to proceed more rapidly. Today, the company is focused on the Salesforce ecosystem, but that can evolve over time, he added.
The funding will be used to expand the company’s reach and products. He expects to double the team in the next six to 12 months across engineering to be able to expand the platform. Youreka boasts 100 customers today, and Karpovich would also like to invest in marketing to grow that base.
In addition to the use cases already identified, he sees additional potential in financial services and insurance, particularly for those assessing damage. The company is also concentrated in the United States, and Karpovich has plans to expand in the U.K. and Europe.
In 2020, the company grew 300%, which Karpovich attributes to the need of this kind of tool in field service. Youreka has a licensing model with charges per end user per month, along with an administrative license, for the people creating the apps, that also charges per user and per month pricing.
“There are 2.5 million jobs open today because companies can’t find people with the right skills,” he added. “We are making these jobs accessible. Some say that AI is doing away with jobs, but we are using AI to enhance jobs. If we can take 90% of the knowledge and give a digital assistant to less experienced people, you could open up so many opportunities.”
(文:Christine Hall、翻訳:Hirokazu Kusakabe)
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