ツイッター、偽報報告機能をブラジル、スペイン、フィリピンにも拡大

今回は「ツイッター、偽報報告機能をブラジル、スペイン、フィリピンにも拡大」についてご紹介します。

関連ワード (事前、出会、比較等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


2021年8月、Twitter(ツイッター)は米国など一部の市場で、招待ユーザーが選挙や新型コロナウイルス関連の偽情報に出会ったら報告できる機能を導入した。そしてこの度、同社はテストを拡大して対象となるマーケットを増やした。現在の米国、オーストラリア、韓国に加えて、ブラジルとスペインとフィリピンでも導入される。

関連記事:ツイッターはユーザーに新型コロナと選挙の誤情報報告を依頼

Twitterはまた、本機能の普及に関する最新情報を提供し、デビュー以来、370万件以上のユーザー投稿レポートを受け取ったと述べた。ちなみに、Twitterの収益化可能な1日のアクティブユーザー数は、直近の決算発表時点で約2億1100万で、そのうち3700万は米国在住、1億7400万人は国際市場在住となっている。

Twitterのサイトインテグリティ担当責任者であるYoel Roth氏によると、同社が偽情報に対して偽情報扱いをしなければならないコンテンツの「大部分」は、自動化(措置の50%以上を占める)または事前モニタリングによって前もって識別されたものだという。新機能を通じてユーザーから提出されたレポートは、Twitterが誤報のパターンを識別するために使用され、Twitterがこの機能によってこれまでに最も成功を収めた分野だとロス氏はいう。これは、Twitterのプラットフォーム外でホストされているコンテンツにリンクしているメディアやURLのような、テキストベースではない偽情報の分野で特に当てはまる。

しかし、Twitterが個々の報告されたツイートのサブセットをレビューしたところ、分析した多くのツイートには偽情報がまったく含まれていなかったため、他の政策分野の20~30%と比較して、「対応可能」とされたのは10%程度だったとも指摘している。

Today we're expanding this test feature to folks tweeting from Brazil, Spain, or the Philippines. Till now we've received around 3M reports from you all, calling out Tweets that violate our policies & helping us understand new misinformation trends.

Stay tuned for more to come. https://t.co/wB3P66Dl1Q

— Twitter Safety (@TwitterSafety) January 17, 2022

本日、このテスト機能をブラジル、スペイン、フィリピンからのツイートにも拡大しました。現在までに約300件の報告があり、私たちのポリシーに違反するツイートを指摘したり、新しい誤報の傾向を把握するのに役立っています。

今後の展開にご期待ください。

この機能を使えるマーケットでは、ユーザーはツイートの右上にある3ドットメニューから「report tweet」を選ぶ。そして「it’s misleading」を指定すればよい。

Twitterには、すでに違反コンテンツを報告する方法があるが、この度のオプションのように、偽情報を含むツイートそのものを報告する明確な方法はない。むしろユーザーが「怪しくてスパムかもしれない」「乱暴で有害である」とオプションから選ばなければならない。そこからやっと、Twitterのルールに違反している特定のツイートを絞り込んでいく。

今回のツイートを偽情報と指定する方式では、ユーザーがもっと早く直接的にルール違反のコンテンツを指定できる。そして報告そのものはTwitterの今ある規則執行の流れに結びついており、人間によるレビューとモデレーションを合わせて、罰すべきコンテンツか否かを判断する。また、報告されたツイートは、そのプライオリティでソートされレビューされため、フォロワー数が多かったり、エンゲージメントのレベルが高い人のツイートが先にレビューされる。

この機能の展開は、ソーシャルネットワークが、そのプラットフォーム上で拡散を許してしまった偽情報を一掃するか、あるいはそのような一掃を強制する規制や、おそらくそうしなかった場合の罰則を制定するよう圧力を受けている時期のものだ。

Twitterが偽情報に対抗するための取り組みは、フラグ立てのオプションだけではない。同社はBirdwatchという実験も行っており、Twitterユーザーが誤解を招くツイートに事実関係の注釈を付けることで、クラウドソーシングによる事実確認を目指している。このサービスはまだパイロットテスト中で、ユーザーからのフィードバックに基づいてアップデートされている。

画像クレジット:Bryce Durbin/TechCrunch


【原文】

Last August, Twitter introduced a new feature in select markets, including the U.S., that invited users to report misinformation they encountered on its platform — including things like election-related or COVID-19 misinformation, for example. Now the company is rolling out the feature to more markets as its test expands. In addition to the U.S., Australia and South Korea, where the feature had already gone live, Twitter is rolling out the reporting option to users in Brazil, Spain and the Philippines.

The company also offered an update on the feature’s traction, noting that the company has received more than 3.7 million user-submitted reports since its debut. For context, Twitter has around 211 million monetizable active daily users, as of its most recent earnings, 37 million of which are U.S.-based and 174 million based in international markets.

In markets where the feature is available, users can report misinformation by clicking the three-dot menu in the upper-right of a tweet, then choosing the “report tweet” option. From there, they’ll be able to click the option “it’s misleading.”

While Twitter already offered a way to report violating content on its platform before the addition of the new flagging option, its existing reporting flow didn’t offer a clear way to report tweets containing misinformation. Instead, users would have to pick from options like “it’s suspicious or spam” or “it’s abusive or harmful,” among others, before further narrowing down how the specific tweet was in violation of Twitter’s rules.

The ability to flag tweets as misinformation allows users to more quickly and directly flag content that may not fit into existing rules, as well. But the reports themselves are tied into Twitter’s existing enforcement flow, where a combination of human review and moderation is used to determine if a punitive action should take place. Twitter had also said the reported tweets would be sorted for review based on priority — meaning tweets from accounts with a large following or those showing higher levels of engagement would be reviewed first.

The feature is rolling out at a time when social networks are being pressured to clean up the misinformation they’ve allowed to spread across their platforms, or risk regulation that will enforce such cleanups and perhaps even enact penalties for not doing so.

The flagging option is not the only way Twitter is working to fight misinformation. The company also runs an experiment called Birdwatch, which aims to crowdsource fact-checking by allowing Twitter users to annotate misleading tweets with factual information. This service is still in pilot testing and being updated based on user feedback.

(文:Sarah Perez、翻訳:Hiroshi Iwatani)

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