MS、「One Outlook」を今春発表か–さまざまなデバイス向けの「Outlook」を統合

今回は「MS、「One Outlook」を今春発表か–さまざまなデバイス向けの「Outlook」を統合」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 今から1年前、「Project Monarch」についての情報がリークされた。これは、「Outlook」メールおよびカレンダー製品のさまざまなバージョンの統合を目指すMicrosoftの取り組みだ。当時、Windows Centralが最初に報じたように、Microsoftはいわゆる「One Outlook」製品および戦略を2021年に展開することを計画していた。Monarchは今も開発中だが、新しいOne Outlook戦略および製品の大部分は2021年ではなく2022年に展開されることになったようだ。

 Microsoftは現在、「Windows」と「Mac」、ウェブ向けのほか、「iOS」や「Android OS」向け(買収したAcompliのテクノロジーをベースとしている)にもさまざまなバージョンのOutlookを提供しており、同社関係者はそれらすべてを「Outlook」という簡単な名前で呼ぶ傾向がある(それが混乱を招くこともある)。新しいOne Outlook(これもリリース後はOutlookという単純な名称になると予想される)は、Windowsデスクトップ(「Win32」/「UWP」、IntelおよびArm)、ウェブ、「macOS」デスクトップで動作する。新しいOutlookのルックアンドフィールは「Outlook for the Web」によく似たものになると筆者は聞いている。

 Microsoftは数カ月前から社内でMonarch/One Outlookのテストを実施しており、テストに参加する従業員がますます増えている。筆者の情報筋によると、同社は2022年春、One Outlookを公式に発表する予定だという。Microsoftは、「Dev」チャネルと「Beta」チャネルの「Windows Insider」テスターを対象に、2022年3月下旬か4月上旬までに新しいOutlookを提供する可能性もある、と情報筋は話している。情報筋によると、Microsoftは2022年の7月下旬か8月までに、「Slow」リングのInsiderテスターに新しいOutlookを提供したいと考えているが、この目標期限は2022年秋まで延期される可能性もあるという。

 Monarchに関する最初のリーク情報は、MicrosoftがWindowsの標準「メール」/「カレンダー」クライアントの新Outlookへの置き換えを検討していることを示していた。その戦略は今も変わっていないようだが、置き換えは当初の予想よりも緩やかに進められる可能性がある、と情報筋は話している。

 情報筋によると、Microsoftが2022年10月頃に「Windows 10」と「Windows 11」の次の機能アップデートをリリースするとき、新しいOutlookがオプションになり、既存のメールアプリおよびカレンダーアプリと一緒にピン留めされるという。MicrosoftがWindowsユーザーに新しいOutlookを試してもらおうとする可能性は高いが、2022暦年にOutlookへの移行をユーザーに強制することはなさそうだ。2023年のある時点で、MicrosoftがWindowsユーザーに新しいOutlookの使用を強制して、既存のメールアプリおよびカレンダーアプリを廃止するつもりなのかどうかは不明だ。

 MicrosoftがレガシーのWin32版Outlookクライアントを新しいOutlookに置き換えるのはかなり先のことになる、というのが最初のリーク情報だった。

 筆者は、Monarchの現状についてコメント(またはノーコメント)を得るため、すでにMicrosoftと連絡を取っている。回答はまだ得られていない。

 最新情報:予想通り、同社の広報担当者はノーコメントと回答した。

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