イクシスとENEOS、ロボティクスを活用した保守点検サービス事業の協業検討を開始
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イクシスとENEOSは6月30日、ロボティクスを活用したプラント・次世代型エネルギー設備への保守点検サービス事業について協業の検討を開始したことを発表した。
イクシスの社会・産業インフラ向けロボットや人工知能(AI)システムなどの技術と、ENEOSのAIシステム活用による革新的な取り組みで、先進的な保守点検サービスの協業を検討する。両社はこの取り組みを通して、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標9「産業と技術革新の基礎をつくろう」の達成に貢献する狙いだ。
国内外の製油所や化学プラントにおいては設備の老朽化や新設による保守点検に関わるコストや要員が増加している。また、再生可能エネルギーなどの次世代型エネルギーの普及に伴う設備の新設により、保守点検の増加が予想されているという。一方、労働力が不足しているため、保守点検の遠隔化や自動化、低コスト化の需要も高まりつつあるようだ。
今回の協業では、遠隔/自動操作されたロボットが作業者の代わりに現地へ行き、データの取得や補修などの保守点検を実施する。取得したデータはAIを用いて解析し、異常を診断/予測。データをデジタルツイン上で管理することで、仮想空間でさまざまなシミュレーションを行うことができるという。
保守点検サービス事業の検討に当たり、各設備点検に特化したロボットのハード/ソフト開発とデータ解析などのアプリを搭載したプラットホーム開発に取り組む予定だという。また、2023年度よりENEOSの設備へ同サービスを順次実装するとしている。
今後の保守点検の市場動向を踏まえて、化学プラントや再生可能エネルギー設備、水素製造設備を有する他企業への同サービスの提供を検討していくという。