島根銀行、「請求QUICK」の導入で経理DXを推進–請求書関連のデータを一元管理
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島根銀行は、クラウド型請求書発行システム「請求QUICK」を導入した。同システムを提供するSBIビジネス・ソリューションズが7月28日に発表した。
請求QUICKは、請求書をウェブサイトで作成・承認・発行できるシステム。全国の金融機関との連携により、入金消込の手間を大幅に軽減できる。また、会計ソフトとの連携で請求書発行にかかる社内の業務フローを明確にし、請求書の発行から入金消込、会計処理までの作業を効率化する。
島根銀行の営業推進グループは、地域経済の発展を目指して顧客の本業支援や課題解決につながるビジネスマッチングを行っている。しかし、同行には人事財務グループをのぞき経理業務の専任者を置いていないため、マッチング契約が成立した際は担当の行員が事務作業の一環として請求書の作成や発行、入金確認を紙ベースの作業で対応していた。
また、入金確認は担当者が個別に行っていたため、グループ全体でどれだけ請求書を発行し、入金があるのか、というリアルタイムの状況把握に課題があったという。
このような課題を解消し、本業に注力できる環境を創出するため、請求QUICKの導入を決定。さらに、同行が実際に同システムを活用することでサービスへの理解が深まり、ビジネスマッチングを行う際に顧客の課題解決に向けた支援をより具体的にできるのではとの狙いもあった。
導入後は、請求書にかかる属人的な作業負担を大幅に減らすことができ、部署全体で業務を平準化。これにより、本業である「お客さま対応」に多くの時間を割くことができ、生産性が向上したという。
また、請求書を届けるためだけに営業店の人を動かすといった人的コストや、郵送費用などの物理的なコストを削減。データの可視化による請求書の発行や入金のリアルタイムでの状況把握ができる環境を創出した。
島根銀行では地域企業へのビジネスマッチングの提案において、請求QUICK導入による経理デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しているという。同システムには、入金消込の自動化を含む業務効率化だけでなく、急な資金ニーズにも対応できる資金調達ができるファクタリング機能を搭載。実際に請求QUICKを活用しているからこそ、同システムは地域企業にとって有用なツールであることを理解し、サービスの積極的な提案につながっているという。