「Chromebook」で仮想デスクトップを使用するには–タスク別にアプリを整理
今回は「「Chromebook」で仮想デスクトップを使用するには–タスク別にアプリを整理」についてご紹介します。
関連ワード (クライアント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「ChromeOS」は進化を遂げ、「Chromebook」はウェブブラウザーをホストするだけのOSよりもはるかに高度なものになった。ChromeOSの近年のアップデートにより、同プラットフォームはほかのOSと同等のユーザービリティーと柔軟性、生産性を備えるようになっている。「Linux」アプリや「Android」アプリをインストールして、ほかのOSのいくつかの機能を利用することも可能だ。
そうした機能の1つが仮想デスクトップだ。
「手順」を説明する前に、「機能の内容」と「使用すべき理由」について解説しておこう。まず、仮想デスクトップ(「デスク」とも呼ばれる)とは、どんなものなのだろうか。簡単に言えば、デスクトップを複数のワークスペースに分割して、ワークフローをより効果的に整理できるようにする機能だ。これらのワークスペースはお互いに分離されていないため、アプリケーションをワークスペース間で移動させることが可能だ。ChromeOSでは、最大8個の仮想デスクトップを使用して、さまざまなものをより効果的に整理できる。
アプリケーションやブラウザーのウィンドウ/タブをあまりにも多く開きすぎて、わけが分からなくなってしまった、という経験はないだろうか。そうなると、生産性が大幅に低下する。複数のモニターがある環境でも、デスクトップが1つしかないと、かなりの制限がある。
仮想デスクトップを使用すると、生産性、ソーシャルメディア、コミュニケーション、ニュースなど、必要なあらゆるカテゴリーのデスクトップを作成できる。仮想デスクトップを作成したら、特定のタスクのためにアプリ(またはウェブブラウザーのウィンドウ/タブ)をグループ化することが可能だ。
例えば、筆者なら、“生産性デスク”には、関連タブが開かれたChromeウェブブラウザーのウィンドウ、開発用のLinuxターミナル、PDFアノテーターを配置するかもしれない。“ソーシャルメディアデスク”には、すべてのソーシャルメディアサイトが開かれたChromeウィンドウを配置するかもしれない。(必要な仮想デスクトップの数が8個を超えない限り)可能性は無限大だ。
それでは、どうすればこれらの仮想デスクトップを作成して使用することができるのだろうか。ここでは、(「Dev」チャンネルの)「ChromeOS 105.0.5195.5」を使って説明を進める。
仮想デスクトップにアクセスする方法はいくつかあるが、本記事では2つの方法を紹介する。1つ目は、キーボードの「概要」ボタン(正方形の右側に2本の縦線が引かれたボタン。「[]||」のように見える)を押す方法だ。2つ目は、デバイスのトラックパッドを3本指で上にスワイプする方法である。