「Banking-as-a-Service」を大手銀行などが新たな収入源として展開し、2年以内にメインストリームとなるとガートナーが予測
今回は「「Banking-as-a-Service」を大手銀行などが新たな収入源として展開し、2年以内にメインストリームとなるとガートナーが予測」についてご紹介します。
関連ワード (企業、経由、資産等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
米調査会社のガートナーは、10億ドル以上の資産を有する銀行の3割が新たな収入源として、一連の銀行業務を遂行できるクラウドサービス「Banking-as-a-Service」の提供を2024年までに開始し、金融業界のメインストリームになるだろうと予測しました。
Banking-as-a-service will hit mainstream adoption within two years, according to the latest @Gartner_inc Hype Cycle for Digital #Banking Transformation. Read more here. #GartnerSYM #BaaS pic.twitter.com/2qNC7DR1nR
— Gartner (@Gartner_inc) September 12, 2022
Infrastructure-as-a-Service(IaaS)がITインフラをサービスとして提供し、Database-as-a-Service(DBaaS)がデータベースをサービスとして提供するのと同じように、Banking-as-a-Serviceは銀行のサービスを提供します。
銀行が自行のためだけでなく外部の組織に向けてBanking-as-a-Serviceを提供することで、銀行業の免許を持たない企業であっても銀行が提供するサービスと自社のサービスを組み合わせた新たなサービスを迅速に構築し提供でき、金融市場への参入ができるようになります。
ただしガートナーは、こうしたBanking-as-a-Serviceの提供を試みる銀行の約半数は期待するほどの売り上げには到達しないだろうとも予測しています。
またガートナーは銀行業務のための機能を備えた「Public Cloud for Banking」(銀行業務のためのパブリッククラウド)、AIを備えたチャットボットによるカスタマサービス、メッセージングアプリ経由で決済を可能にする「Social Messaging Payment Apps」なども銀行業に大きな変革をもたらすテクノロジーとして挙げています。