ニュータニックス、事業方針を説明–「需要に迅速に応える」4つの戦略

今回は「ニュータニックス、事業方針を説明–「需要に迅速に応える」4つの戦略」についてご紹介します。

関連ワード (ITインフラ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ニュータニックス・ジャパンは9月14日、8月1日から始まった2023年度の事業方針説明会を開催した。6月13日に同社コーポレートバイスプレジデント 兼 代表執行役員社長へ就任した金古毅(かねこ・たけし)氏は、4つの戦略を掲げつつ「ハイブリッドマルチクラウドプラットフォームの提供を通じて、多くの顧客が付加価値の高い業務やビジネス推進に注力できる環境構築に尽力し、国内企業の成長に貢献したい」と意気込みを語る。

 2023年度のニュータニックス・ジャパンは(1)ビジネスアジリティの向上を実現する新たなワークロードの推進、(2)ハイブリッドマルチクラウド化を支援するサービスの強化、(3)多様なクラウドジャーニーを実現するパートナーエコシステムの拡充、(4)CX(顧客体験)向上に向けた体制強化とお客様のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)の実現――という4つの戦略を掲げている。その理由として金古氏は「市場需要へ迅速に応えるため」だと説明した。

 (1)の「ビジネスアジリティの向上を実現する新たなワークロードの推進」での新ワークロードはNutanix Cloud Platformの強化を意味する。Cloud Platformは米国本社が2月に発表した製品構成を刷新し、現在はクラウドインフラストラクチャ(Nutanix Cloud Infrastructure:NCI)、クラウドマネージャー(Nutanix Cloud Manager:NCM)、ユニファイドストレージ(Nutanix Unified Storage:NUS)、データベースサービス(Nutanix Database Service:NDB)、エンドユーザーコンピューティング――の5つで構成される。

 同社の説明によれば、Cloud Platformで稼働するアプリケーション数も増加し、「当初はVDI(仮想デスクトップ基盤)やインフラアプリケーションが中心だったが、Nutanixの性能はこの4年間で6倍に高まった。(その結果として)性能を重視するデータベースやDWH(データウェアハウス)、SCM(サプライチェーンマネジメント)系アプリケーションなど用途は着実に拡大している」(金古氏)ためだという

 (2)の「ハイブリッドマルチクラウド化を支援するサービスの強化」はクラウドシフトへの注力を指している。同社は既存の仮想化環境から自社の仮想化環境に移行する「Nutanix Move」を提供してきたが、「Nutanix Cloud Clusters(NC2)」のAmazon Web Services(AWS)対応を受け、国内法人独自のサービス拡充に至った。

 新たに「NC2 on AWS早期導入支援パッケージ」「NDB早期導入支援パッケージ」の二つを用意するとともに、9月末から「Nutanix Self-Services早期導入支援パッケージ」を提供する。

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