三井倉庫SCS、「事故管理・ヒヤリハット管理」システムを開発

今回は「三井倉庫SCS、「事故管理・ヒヤリハット管理」システムを開発」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 三井倉庫サプライチェーンソリューション(三井倉庫SCS)は、ドリーム・アーツの「SmartDB」を導入し、プログラミング経験のない物流技術部が1カ月ほどで「事故管理・ヒヤリハット管理」システムを自らの手で刷新できた。ドリーム・アーツが発表した。

 三井倉庫SCSは、三井倉庫ホールディングスとソニーの共同出資で発足した物流合弁企業。調達、生産、販売の各物流分野に精通し、輸出入業務、国際間輸送などの国際分野にも豊富な経験知見を持つ。

 三井倉庫グループ全体でデジタル活用を推進する中、同社ではサプライチェーンの業務改善サイクルを支える業務デジタル化基盤の整備が急務になっていた。また、さまざまな業務においても紙やExcelベースの業務が多く、情報の管理や共有が煩雑なためサプライチェーンに関わるさまざまな業務の生産性を損なう要因となっていた。

 例えば、事故の未然防止のためのヒヤリハットや事故の管理は、自社でスクラッチ開発したシステムで行っていたが、検索性や一覧性が悪く、スピーディーな要因分析や再発防止策につなげられていなかった。また、社内ネットワークだけでしか利用できないことによる事故の発生報告の遅れや、進展状況が可視化されていないことで対応の遅れやリマインドが適切に行えないなどの課題も残されていた。

 SmartDBについて同社では、ノーコードで低コストかつスピーディーに業務をデジタル化できることや高度なワークフローやウェブデータベース機能を備え幅広い業務のデジタル化ができることなどを評価した。またモバイル端末から情報の確認、報告ができることも採用のポイントになった。

 同社では、4月から物流技術部における「事故管理・ヒヤリハット管理」や「コンテナ積載効率実績の可視化」の業務アプリを利用開始した。さらに7月には「コンテナの需給バランスの可視化」や「梱包材の見積り依頼」などの業務アプリケーションの利用も開始している。

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