モンテール、基幹システムを超高速開発手法で刷新–業務部門の要望反映で操作性を向上

今回は「モンテール、基幹システムを超高速開発手法で刷新–業務部門の要望反映で操作性を向上」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 JBCCは1月24日、洋生菓子メーカーのモンテールの基幹システムを、ローコード/ノーコードツールを活用した独自のアジャイル開発手法「超高速開発」で刷新したと発表した。

 新基幹システムはオープンシステムサーバー上に構築され、生産管理など他システムとの連携強化と容易な運用保守も可能にしている。開発期間は2年間で、現状分析やデザイン・要件定義などに1年、プロト開発とプロダクト開発にはそれぞれ半年ずつの時間をかけた。

 完成したシステムはオンラインで受注した商品を即日製造・出荷する日配食品ビジネスを支え、出荷業務を大幅削減、商品マスター登録時間を約3割削減するなど、より柔軟かつスピーディーな業務遂行を支援している。全国の出荷指示をまとめて実施するなど、関連作業を月間で約60時間削減し、さらに出荷指示から自動で顧客ごとの帳票を作成・出力することで業務の簡略化を実現している。

 モンテールでは、業務のスピード感を重視し、受注から出荷までに重点を置いたシステムを独自開発し、長年オフィスコンピューター(オフコン)で運用していた。しかし顧客ニーズの多様化に応じ、季節商品や限定商品などの商品展開を増やす必要のある現状に合わせて、変化により柔軟に対応できる基幹システムの再構築が求められていた。

 超高速開発手法の「JBアジャイル」を活用することで、アジャイル手法を用いながらも、現状分析・要件定義を行い、全体像を描いて大型基幹システムを構築した。また、動作する画面を業務担当者と確認しながら要望を吸い上げて反復開発を進め、スムーズな本稼働を実現した。

 またローコード開発ツール「GeneXus」を活用することでスピード感ある追加開発が可能となり、新システムでは、取引先ごと多様な帳票フォーマットの改変にも、柔軟に対応できる変化に強い仕組みとなっている。

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