インテル、第13世代「Core」発表–性能が最大41%向上
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新世代のプロセッサーが、必ずしも新境地を開拓するとは限らない。Intelの第12世代プロセッサーは、高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)という2種類のCPUコアを搭載する、ハイブリッドコアアーキテクチャー「Alder Lake」を採用するものだった。Intelは、新たに発表した第13世代の「Raptor Lake」アーキテクチャーにおいて、2つの注目すべき方法で第12世代チップを改良している。1つは、Eコアの数を2倍にしたこと、もう1つは、入力電圧をより効率的にクロック周波数に対応させることで、ノートPCのような幅広い処理能力を実現可能にしたことである。
このデスクトッププロセッサーのボックス版は米国時間10月20日に販売が開始される。デスクトップPC「Alienware Aurora R15」など、これを搭載するシステムは2022年内に登場する予定だ。
Intelは、最上位モデルの「Core i9-13900K」が従来の最上位製品と比較して、シングルスレッド性能は15%、マルチスレッド性能は41%向上したとしている。また、Core i9-13900Kでは、5.8GHzのターボ時最大クロック周波数も実現されている。同社の最高経営責任者(CEO)を務めるPat Gelsinger氏は、9月27日から開催されている「Intel Innovation」カンファレンスで、2023年には6GHzを達成する見込みだと述べたが、現時点で既にそれに近い性能が実現されている。