HashiCorp、ドキュメントの作成/レビュー/共有などを容易にする「Hermes」ドキュメントマネジメントシステムをオープンソースで公開
今回は「HashiCorp、ドキュメントの作成/レビュー/共有などを容易にする「Hermes」ドキュメントマネジメントシステムをオープンソースで公開」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
TerraformやVagrantなどで知られるHashiCorpは、「急成長するグローバル企業や遠隔地に拠点を置く企業にとって、書く文化は必要不可欠なものだと考えています(we also believe a culture of writing is a necessity for a fast growing, global, remote-oriented organization.)」として、同社内でも文書による情報共有文化が積極的に行われていると説明しています。
その同社が社内で開発し利用しているドキュメントマネジメントシステム「Hermes」を、オープンソースとして公開しました。
We are pleased to announce the launch of Hermes, an open source document management system created by HashiCorp to help streamline writing and document processes. https://t.co/0cBMQidx5S
— HashiCorp (@HashiCorp) January 31, 2023
HermesはデータベースにPostgreSQLが採用され、バックエンドにGo言語、フロントエンドにEmber.js、検索にはAlgoliaが用いられて開発されました。また、文書作成周りはGoogle Workspaceと連動しています。
テンプレートでドキュメント作成、レビュー依頼、検索など
公開されているデモ動画から、基本的な機能を見ていきましょう。
ユーザーは自分のポータル画面からドキュメントが管理できます。
ドキュメントの作成にはテンプレートが用意されており、必要事項を埋めていくことで簡単に適切なフォーマットで文書作成が可能です。右側にはプレビューも表示されています。
テンプレートへの入力が終われば、ドキュメントが作成されます。
ドキュメントは相手を指定してレビューの依頼が可能です。
検索機能はタイトルだけでなく本文も対象にできます。結果は一覧で表示され、いつでも参照可能。
また、不要になったり期限が過ぎたりした文章はアーカイブすることもできます。
HashiCorpによると、今後は動画など文書以外のリソースの管理やユーザーに対する推奨ドキュメントの提案、承認ワークフローの拡張などの機能追加を計画しているとのことです。