「IIJセキュリティ教習所」に新任セキュリティ担当者向けの基礎コース新設
今回は「「IIJセキュリティ教習所」に新任セキュリティ担当者向けの基礎コース新設」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
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インターネットイニシアティブ(IIJ)は、セキュリティスペシャリストを育成する独自教育プログラム「IIJセキュリティ教習所」に、新たに「セキュリティ対策基礎 実践コース」を開設し、受講生の募集を開始した。
同コースは3日間のリモート研修で、1人当たりの税込受講価格は14万9600円。セキュリティサービスの豊富な運用経験を持ち、セキュリティアナリストの教育にも長く携わってきたIIJのセキュリティエンジニアが講師を務め、組織に求められるセキュリティ対策についてさまざまな観点から解説するという。新任のセキュリティ担当者や情報システム担当者を対象に、仮想環境を用いながら組織に求められるセキュリティ対策の基礎を実践的に学ぶ。
同コースは、経済産業省令で定められた情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の特定講習に認定されている。特定講習とは、登録セキスペに3年に一度受講が義務付けられている講習を民間事業者などが行うもの。情報処理推進機構(IPA)が行うサイバーセキュリティに関する講習と同等以上の効果を有する講習として、経済産業省令で定められている。
また、登録セキスペではない人や、これからセキュリティ業務に従事しようとする人、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の立ち上げ、セキュリティオペレーションセンターの導入を検討中の担当者など、セキュリティの基礎知識を習得したい幅広い層が受講できる。
プログラム内容は、(1)基礎知識講義、(2)セキュリティ対策を検討する際のポイント解説、(3)WindowsサーバーやLinuxサーバーにおけるセキュリティ設定(安全なサーバー設定・インシデント発生時に必要となる情報収集など)、(4)演習内容に関する課題発表――で構成されている。
学習ツールを用いた演習を通して、WindowsサーバーやLinuxサーバーに用意されている機能を活用した適切なセキュリティの設定、インシデント発生時の初動対応、再発防止策の提案といった、インシデント対応に必要な基礎的な知識やスキルが習得できる。
なお同コースでは、米国に本部を置くIT業界団体CompTIAの学習ツール「CompTIA CertMaster Labs for Security+」を実習環境として採用している。同ツールにはCompTIAの多数のコンテンツに加え、IIJセキュリティオペレーションセンター(SOC)でのインシデント対応やサービス運用で得られた知見を基に作成したIIJ独自の演習も用意。同ツールは、受講から約1年間追加費用なしで利用できるため、受講終了後も学習を続けられる。