ソフトウェアの脱炭素化に着手–NTTグループ、日立、NEC、富士通が連合

今回は「ソフトウェアの脱炭素化に着手–NTTグループ、日立、NEC、富士通が連合」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営、カーボンニュートラル(脱炭素)等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 NTTと同グループ主要社、日立製作所、NEC、富士通は8月10日、経済産業省公募の「令和5年度(2023年度) GX促進に向けたカーボンフットプリントの製品別算定ルール策定支援事業」に参画すると発表した。ソフトウェアの脱炭素化を開始する。

 同事業は、コンピューターソフトウェアの開発と運用に関する温室効果ガス排出の削減を進めるもの。国内初のソフトウェアに関するカーボンフットプリント(CFP)算定ルールを策定し、ソフトウェアの温室効果ガス排出量を可視化する。NTT、NTTデータグループ、NTTアドバンステクノロジ、NTTテクノクロス、NTTコムウェア、クニエ、日立製作所、NEC、富士通の9社が参画する。

 情報通信技術(ICT)分野の現状の脱炭素化策は、ハードウェア中心になる。ソフトウェアの温室効果ガス排出量は、これまでソフトウェア開発コストを基に算出されてきたが、開発コストに温室効果ガス排出の削減努力が加味されていないため、別の算出ルールが必要だという。

 ソフトウェアの脱炭素化では、米IT各社が2021年5月に非営利団体「Green Software Foundation」を設立。日本からは同年9月にNTTデータが参画した。NTTも2021年にグリーンソフトウェア開発・運用技術の研究開発を開始し、NTTグループ内のグリーンソフトウェア連絡会を通じて、ソフトウェア開発時の消費電力計測、温室効果ガス排出に関するデータの収集・可視化・削減手法の確立、ソフトウェア開発コストに代わる算定ルールや可視化・削減に向けたガイドラインおよびツールの検討を進めていた。

 各社は8月中にも新算定ルールの素案作成に着手。今後5回程度の検討会を開き、2024年初頭に新算定ルールの公開準備段階に入るスケジュールを予定している。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
米石油パイプラインColonialが支払ったランサムウェア身代金、米司法省が約2.5億円相当を回収
IT関連
2021-06-08 16:33
「Windows 11」の大型アップデート「22H2」がリリースプレビューに
IT関連
2022-06-10 02:46
50匹分の食用コオロギパウダー入りフィナンシェ、Pascoが発売 「配合の限界に挑戦」
くらテク
2021-05-13 23:31
中国で盗聴器の仕込まれたモバイルバッテリーが騒動に
IT関連
2021-02-03 05:43
IBMとRapidusが戦略的協業、日本に2nmロジック半導体技術を導入
IT関連
2022-12-15 02:17
CiscoがWebexをハイブリッドイベント対応にするためにスタートアップのSocioを買収
ソフトウェア
2021-05-14 00:03
150年続くMLBに学ぶ、伝統ある事業の変革の勝ちパターン
IT関連
2024-04-06 08:14
ワクチン接種券の読み取りトラブル多発 政府、撮影用スタンドを自治体に配布へ
クラウドユーザー
2021-05-13 21:13
ドライバーレスタクシーサービスWaymoがGoogleマップで予約可能に
モビリティ
2021-06-05 15:12
中小企業にHRプラットフォームを提供する独Personioが約130億円調達
HRテック
2021-01-20 23:01
Ziddyちゃんの「私を社食に連れてって」:ワークデイの眺めのいいオフィスランチで企業文化の発信に貢献編
IT関連
2022-12-31 09:18
リモートワークは永続的–2021年、オフィスに何が起きているのか
IT関連
2021-03-27 21:39
Microsoftの10〜12月決算、コロナ禍で売上高・純利益ともに過去最高
企業・業界動向
2021-01-28 07:34
企業の75%が「ChatGPT」利用を禁止する方向–BlackBerry調査
IT関連
2023-08-17 18:44