ビジネスリーダーに聞く、スタッフの能力を引き出す5つの方法
今回は「ビジネスリーダーに聞く、スタッフの能力を引き出す5つの方法」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
優秀な人材を集めることは出発点にすぎない。優れた結果を出すためには、スタッフの満足感と生産性を高める必要がある。
では、どうすればスタッフの能力を最大限に引き出すことができるのだろうか。この記事では、5人のビジネスリーダーに話を聞いた。
フォトブックなどを手掛けるalbelli-Photobox Groupのエンジニアリングディレクター、Alex Hibbitt氏は、どうすれば人材から最大限の能力を引き出せるかは、そのスタッフの経験によって異なると述べた。
「私は幹部役員で、何人かの管理職が私の下で働いている。また、私のために働いてくれているスペシャリストもおり、それぞれが異なるニーズを持っている」と同氏は言う。
Hibbitt氏はエンジニアを例に挙げ、経験の浅いエンジニアと上級管理職のエンジニアでは直面する問題が違うと指摘した。成功の鍵は、長期的な目標に注目することだという。
「私たちは、特定の分野のスペシャリストになりたいのか、管理職になりたいのか、数年のスパンでその域を超えて、役割を拡大していきたいのかといったキャリアに関する希望の観点から、どうすればスタッフのやる気を引き出せるかを理解しようとしている。そして、彼らがその目標を目指せるように、仕事の内容を調整している」
Hibbitt氏は、スタッフが長期的な目標までの道のりを楽しめるようにすることも重要だと語った。
「それを楽しく感じられるものにすることは、本当に重要だ」と同氏は言う。「当社のエンジニアリングチームは、欧州各地に分散している。彼らのことを考えるなら、彼らが取り組んでいる問題は、会社にとって重要なものであることはもちろん、彼ら自身にとっても意味があるものでなければならない。また、ほかの優れた結果を出しているスタッフと一緒に働けるようにすることも非常に大切だ」
Adobeの最高情報責任者(CIO)Synthia Stoddard氏は、スタッフの能力を引き出すには、それらのスタッフと交流し、話をし、意見を聞き、それを行動に反映することだと話す。
「私たちは企業文化についてたくさんの取り組みを行っている。コロナ禍の間には、企業文化を改善するためにワークショップを開催して、スタッフが何を感じているのか、どうすれば組織を次のレベルに引き上げられるかを理解しようとした」と同氏は言う。