レノボ・ジャパン、「Microsoft 365」の構築・管理・サポート業務をマネージドサービスで提供
今回は「レノボ・ジャパン、「Microsoft 365」の構築・管理・サポート業務をマネージドサービスで提供」についてご紹介します。
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レノボ・ジャパンは9月26日、企業のIT環境の構築・管理・サポート業務をマネージドサービスで提供する「レノボ デジタル・ワークプレイス・ソリューション(DWS)」を発表した。まずは「Microsoft 365」向けの「マイグレーションサービス」「マネージド・サポート」「マネージド・バックアップ」を同日から提供し、年内には「統合エンドポイント管理(UEM)」「サービスデスク」「マネージド・ディテクション&レスポンス・サービス(MDR)」を提供予定としている。
執行役員 サービスセールス事業部長の上村省吾氏は会見で、同社が独自に実施した「デジタルワークに関する調査」の結果を説明した。テレワークを日常的に活用していない割合は74.4%、コロナ前と比較してペーパーレス化が進んでいない割合は62.3%、社外からコラボレーションインフラに全くアクセスできない割合は38.7%といった数字を挙げ、「デジタルを活用した柔軟の働き方の実現はいまだ道半ば」とした。
その上で、DWSを提供する意義について上村氏は「お客さまが本来集中すべきデジタル変革にフォーカスするために、ワークプレイス領域の運用フェーズをお客さまに代わってワンストップで対応すること」だと説明した。
また同氏は、DWSを支える6つの柱として「アドバイザリーサービス」「ペルソナベースコンフィグレーション」「コラボレーションと生産性」「統合エンドポイント管理」「サービスデスク」「セキュリティオペレーション」を重視するとしている。
続いて、サービスセールス事業部 サービスプロダクトマーケティング本部 サービスプロダクトマーケティング部 部長の八木下敦氏がサービスの詳細を説明した。
Microsoft 365 マイグレーション・サービスはユーザー企業のクラウド移行を支援するものになる。「お客さまに代わってレノボが既存環境からMicrosoft 365への環境移行を実施することで、クラウドを介した柔軟な働き方を実現するベースとなるデジタルワークプレイスを提供するプロフェッショナルサービス」(同氏)だという。
サービス内容は「スタンダード」「アドバンスド」「プロフェッショナル」の3段階にパッケージ化されており、かつ従業員数(シート数)単位のシンプルな提供形態が特徴となる。スタンダードでは「既存環境の事前アセスメント」「メールボックスの移行」「配布リスト(Distribution List)移行」「セキュリティ設定の移行」「パブリックフォルダの移行」が含まれる。アドバンスドではさらに「『OneDrive』の移行」が含まれ、プロフェッショナルではさらに「『SharePoint』サイト移行」「『Microsoft Teams』サイト移行」が追加となる。
Microsoft 365 マネージド・サポートについて、八木下氏は「お客さまに代わってMicrosoft 365の専門チームがITチーム、従業員双方からの運用フェーズに想定される問い合わせに直接対応するマネージドサービス」だと説明する。シンプルにMicrosoft 365向けのヘルプデスクサービスと考えてよいだろう。対応範囲の違いで「アドバンスド」「プロフェッショナル」の2つのパッケージが用意される。
Microsoft 365 マネージド・バックアップは「Microsoft 365の標準機能ではカバーが難しい包括的なバックアップをマネージドサービスとして提供。任意のタイミングでデータを一括または個別に復元することが可能」(同氏)という。同サービスでは複数パッケージの設定はない。「Exchange Online」「SharePoint Online」「OneDrive for Business」、Microsoft Teams、「Office 365」グループがカバーされ、「バックアップ容量:無制限」「バックアップ回数:カスタマイズ可能(1日最大6回まで)」「バックアップ方法:差分バックアップ」となる。