[速報]AWS、SPARCサーバを仮想化してAWSに載せる「Virtualization for SPARC on AWS with Stromasys」発表。AWS re:Invent 2023
今回は「[速報]AWS、SPARCサーバを仮想化してAWSに載せる「Virtualization for SPARC on AWS with Stromasys」発表。AWS re:Invent 2023」についてご紹介します。
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Amazon Web Services(AWS)は、ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2023」で、SPARCプロセッサを搭載したサーバ環境を仮想マシンとしてAWS上で提供する新サービス「Virtualization for SPARC on AWS with Stromasys」(以下、SPARC on AWS)を発表しました。
これによりSPARCサーバ上で動作するアプリケーションに変更を加えることなく、AWSに移行できます。
x86マシン上の仮想マシンとしてSPARCサーバを実現する技術は、以前からStromasys社が提供しており、2019年にはAWS MarketplaceでStromasys社がサービスを提供開始、VMware Cloud on AWSでも提供を開始しました。
Announced today: Virtual #SPARC, #VAX, #Alpha, #HP3000 for #VMareCloud on #AWS; Stromasys attains #VMware Partner Ready for VMware Cloud on AWS Validation #legacysystems #legacyhardware https://t.co/U5ZNwKiBHR pic.twitter.com/BMXRnsLm17
— Stromasys (@Stromasys_HQ) June 21, 2019
Stromasys社はAWS以外のクラウドでも同様の機能やサービスを提供していますが、今回これがAWSに採用され、AWSが提供する「Virtualization for SPARC on AWS with Stromasys」となったわけです。
AWSはこのサービスにより、仮想SPARC環境上でアプリケーションをリホストすることでレガシーハードウェアの廃止を可能にし、柔軟な従量課金制のオンデマンドリソースの恩恵を受けられ、運用コストを削減し、耐障害性を向上させることができるなどのメリットがあると説明しています。
ちなみにSPARCサーバの主要なOSであるSolaris 11は2034年までサポート期間が延長されることがオラクルから発表されています。
参考:オラクル、今後のSolarisはメジャーバージョンアップせず。継続的デリバリで頻繁にリリースする新方針を表明。Solaris 11のサポート期間は2034年まで延長