AIが会議の生産性を向上させる–マイクロソフトが提案する7つのシナリオ

今回は「AIが会議の生産性を向上させる–マイクロソフトが提案する7つのシナリオ」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 プロフェッショナルであれば、そのカレンダーにはさまざまな会議の予定が書き込まれているはずだ。しかし、会議によって多くの時間が奪われる、あるいはそもそも参加する必要のない会議があるという点で、生産性を低下させる原因になっている場合もしばしばだ。しかしMicrosoftは会議の最適化を望むユーザーに対し、人工知能(AI)が力になると述べている。

 最新の「Microsoft Work Trend Index」レポートによると、生産性の向上を阻む最大の敵は「非効率的な会議」だと捉えられているという。このためMicrosoftは新たなブログ投稿で、会議にまつわる落とし穴を洗い出し、「Copilot」をはじめとするAIツールがいかに役立つかを説明している。

 重要な会議に遅れないようにしていたものの、開始時刻に間に合わなかったという経験は誰しもが持っているはずだ。あわてて会議に参加しても、何を聞き逃したのかも分からず、疑問点があっても既に回答されているかもしれないために気後れして質問もできないという状況ほどひどいものはない。あるいは、会議の最中にぼんやりして重要な情報を聞き逃すということもあるだろう。

 「Microsoft Teams」のCopilotは会議の重要なポイントをリアルタイムで総括できるため、こうした状況で発生する情報格差を緩和し、皆と同じ認識を持てるようにしてくれる。それでもまだ不明瞭なところがある場合、議事進行を乱すのではなく、Copilotに質問を投げかけて情報を求めるのもよいだろう。

 1日の予定が完全に埋まってしまうくらい会議が増えてくると、欠席する会議を選ばなければ自らの作業を完了できないという状況に陥る場合もあるだろう。そういった場合でも、誰かの覚え書きに頼ったりせず、また、情報を完全に見逃してしまう心配をしなくても済むようになる。

 Copilotを用いることで、会議での覚え書きや、フォローアップ作業の示唆を自動的にまとめた総括が手に入るようになる。また3月には、Teams上で会議を録音するよう主催者に促す、「フォロー」というオプションも提供される。これによりユーザーは会議が終了した後、総括とともにその録音にアクセスできるようになる。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
りそな銀行ら、AI insideの「Developer's API」を採用–請求書から支払データを自動作成
IT関連
2022-07-06 21:32
暖房機器のコロナ、ワークフローシステム導入で年8万枚の紙帳票を削減
IT関連
2023-11-03 07:15
新型コロナワクチン接種会場の表示に「Yahoo! MAP」が対応
企業・業界動向
2021-04-06 23:16
玄関ドアに後付けできる宅配ボックス、LIXILが発表 ワイヤー付きの置き配バッグを収納
くらテク
2021-02-17 16:14
ユビテック、安全見守りサービス「Work Mate」に注意力低下を検知する新機能
IT関連
2023-02-01 06:45
Classiやベネッセら3社、AIを活用した放課後学習プログラムを立命館守山高校で実施
IT関連
2023-11-18 04:48
SIEが格闘eスポーツ大会「EVO」を開催元から買収 運営は子会社が引継ぎ
企業・業界動向
2021-03-20 11:07
楽天モバイル、オラクルのポリシーと課金ソリューション導入–5Gサービスの加速へ
IT関連
2023-07-29 14:27
「Linux」でデバイスの円滑な動作を維持するために知っておくべきコマンド5選
IT関連
2024-05-03 03:45
Microsoft、“次世代Windows”発表イベントを6月25日午前0時開催
アプリ・Web
2021-06-04 12:45
Oktaが無料のパスワードマネージャ「Okta Personal」を公開
セキュリティ
2023-08-31 17:50
半導体IPのカナダ企業Alphawave IPが英国で上場へ、本社も移転
ハードウェア
2021-04-25 06:23
欧州がリスクベースのAI規制を提案、AIに対する信頼と理解の醸成を目指す
パブリック / ダイバーシティ
2021-05-02 15:31
従業員コンディション分析のラフールが博報堂「ミライの事業室」と提携、生活者のウェルビーイング実現に向け新事業創造
IT関連
2022-03-17 09:33