バンダイナムコミュージックライブ、事業分析にクラウド型データ活用基盤を導入
今回は「バンダイナムコミュージックライブ、事業分析にクラウド型データ活用基盤を導入」についてご紹介します。
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バンダイナムコミュージックライブは、事業分析を目的にクラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を採用した。ドーモが3月19日に発表した。
バンダイナムコミュージックライブは、アーティストの発掘・育成、音楽制作、音楽著作権の管理・運用、バンダイナムコグループ内外の幅広いライブイベントの制作を手掛けている。今回、二次利用も含めた楽曲収益の全体像をDomoで可視化する。
これにより、作品担当者は長期的な視点で制作に取り組めるようになるほか、各部門が重視する判断軸で二次利用の詳細や売上実績の分析が可能になる。社員の制作意欲向上やクリエイティビティーの発揮、業務の効率化にも期待を寄せる。
また、「YouTube」や「TikTok」などに使われている楽曲をDomoでリアルタイムに可視化することで、データをもとに時流に沿った楽曲制作を実施するなどビジネスチャンスの拡大も狙う。
Domoについては、データの管理から業務改善までデータ活用に必要な要素が全てそろっている点や、社員自身が「データ活用を自走していける」使いやすさと柔軟性を備えている点を評価した。また、同製品を使用している同業他社から推薦されたことも、採用を決める要因となったという。
同社によると、制作部の若手社員が担当しているアニメのサウンドトラック制作に当たり、楽曲をリリースした直後の売上状況しか把握できなかったという。そのため、これまでサウンドトラックの制作が同社の利益になっているか確信が持てず、クリエイティブな制作に二の足を踏み、さらなるビジネスチャンスにつなげることが難しかった。
また、同社事業本部ライツ部では、同じ音源であっても利用方法によって個別にレポートが届くため、確認に時間がかかり多角的なデータ分析ができなかった。さらに制作部やライツ部のほか、各部門からも売上目標や予算を管理するためのデータの必要性が高まり、全社共通のデータ活用プラットフォームが求められていた。
同社では今後、作品ごとに二次利用の詳細をDomoのダッシュボードで可視化していくことを計画している。また、音楽配信、音楽原盤、音楽著作権、ライブ、グッズなどの売上実績も含めて、全ての情報をDomoに集約し、信頼できる情報源として活用していく。