キヤノンITS、クラウド型ローコード開発基盤「WebPerformer-NX」を発表
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キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は11月25日、クラウド型ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」を発表した。2023年1月下旬に提供を開始する。同社は2025年までに「WebPerformer」シリーズで累計2000社の導入を目指す。
WebPerformer-NXは、デザイン性に優れた豊富なユーザーインターフェース(UI)部品群を組み合わせることで、利便性の高いアプリケーションの開発が可能なローコード開発プラットフォーム。業務プロセスのデジタル化に向けてワークフローを標準で装備する。複雑なビジネスロジックの開発では、汎用言語の文法を採用しており、製品習得にかかる期間を短縮する。他のローコード開発ツールを使用している場合でも切り替えが容易という。開発・実行環境をクラウド上で提供するためブラウザー上ですぐに利用を開始でき、ウェブAPIを使ったシステム連携も可能となっている。
執行役員 デジタルイノベーション事業部門 デジタルビジネス統括本部長の松本一弥氏は同日開催の記者会見で、既存製品のWebPerformerは主にバックオフィスにおける生産性の拡大など「守りのIT投資」が対象領域だったのに対し、WebPerformer-NXはフロントオフィスにおける顧客接点の省力化やデジタルビジネスにおける事業機会の創出など「攻めのIT投資」が対象領域になると説明した。加えて、WebPerformer-NXは「現場の直感が、DXを動かしていく」をコンセプトとし、製品の特徴として「クリエイティブ」「アジリティー」「ガバナンス」の3点を挙げた。
サービス体系は、無料のFree、利用想定が20~100人のBasic、同100~500人のStandard、同500~2000人のProfessional、個別要件に応じたEnterpriseとなっている。価格はBasicプランが年間契約で月額14万円(税別)から。その他の詳細についてはサービスリリース時に発表の予定。
今後の開発方針に関しては、「開発者のすそ野を広げるために、開発をより簡便に」「システム適用範囲を拡大するために、連係サービスを充実」「お客さまやパートナーさまのインフラ環境に合わせた、プラットフォームの拡充」「俊敏性を追求し、アジャイル開発をより進めやすくする」を掲げている。
松本氏は最後に、WebPerformerシリーズが累計1327社の導入実績があることを強調した上で、2025年までに累計2000社の導入を目指すと事業目標を示した。