ウシオライティング、最新ワークステーションで多面立体VRのデモ環境を構築
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ウシオライティングは、デル・テクノロジーズの「Dell Precision 7920 タワー ワークステーション」を導入し、最新の映像テクノロジーに対応した多面立体VRのデモ環境を構築した。デル・テクノロジーズが発表した。
ウシオライティングは、ライブやスポーツ観戦などのエンターテインメント業界から商業施設やホテルの照明、医療業界、農業まで、光をテーマに事業を展開している。研究機関向けや産業向けにプロジェクターに映像を投影する多面立体型のVRシステム「HoloStage」を提供している。
HoloStageは、利用者が3Dメガネをかけることで、複数のプロジェクターから投影された映像を立体視でき、VR(仮想現実)環境ならではの深い没入感を得られる。発売当初は大学などの研究機関で主に活用され、その後自動車業界をはじめとした産業分野でも導入が広がっている。
今回Dell Precision 7920 タワー ワークステーションが導入されたのは、多面体VRのデモを顧客が体験できるショールーム(ウシオライティング東京本社内)で、同ワークステーションが4台設置されている。これにより、光の照射状況などを含むリアルタイムトレースができるようになり、3D制作ツールの「Unreal Engine」を用いたコンテンツにも対応できるようになった。また、ワークステーション1台でのVR投影も問題なく稼働しており、今までパフォーマンス不足でできなかったことをデモ設備でテストできるようになったという。
同ワークステーションについてウシオライティングは、導入以来不具合がなく、安定した運用ができていることや、万一の不具合の際にもオンサイト保守があり安心できると評価している。
ショールームでは、複数のプロジェクターを用いて3面(正面、床面、側面)のスクリーンに映像を投影するため、アプリケーションを稼働させるデバイスには高い性能が必要とされていた。同社は、リアルなビジュアル表現をスムーズに映し出せる環境を構築したいと考えていたが、当時使用していたワークステーションではパフォーマンスが足りず、VR映像が動かないという課題があった。
新しい環境を検討する際、ウシオライティングでは、RTコアを積んでいるGPUを搭載できることをワークステーション選定の第一条件とした。リプレース前のワークステーションには複数枚の「NVIDIA Quadro M6000」を積んでいたが、リプレースする際には「Quadro Sync2」に対応した「NVIDIA RTX A6000」を搭載できるワークステーションを選定することとした。また、アプリケーションによっては3スクリーンにワークステーション1台で映像を投影するケースもあるため、1台にハイエンドGPUを3枚以上搭載できることも条件となった。
こうした条件に対し、Dell Precision 7920 タワー ワークステーションは、1台でハイエンドGPUを3枚以上搭載できることから、今回の採用に至ったという。