ソースコードの読解に生成AIがどれだけ役立つかを調べる、名古屋大学 森崎研究室の実験に参加しませんか?
今回は「ソースコードの読解に生成AIがどれだけ役立つかを調べる、名古屋大学 森崎研究室の実験に参加しませんか?」についてご紹介します。
関連ワード (和田卓人氏、意見交換、特定等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ソフトウェアの品質に関する研究を行っている名古屋大学 大学院情報学研究科 森崎研究室が、ソースコードを読むときに生成AIを使うとメリットがあるかどうかを評価するための実験的なイベントへの参加者を募集しています。
イベントは5月中旬と下旬の2段階
イベントは5月中旬に行われる「第1部」と、5月22日に行われる「第2部」の2段階になっています。
第1部では参加者にAIを用いつつJavaのソースコードを読解してもらいます。読解結果は森崎研究室が集計、分析し、その結果を第2部のオンラインイベントで参加者、研究者、有識者(森崎修司准教授、和田卓人氏、服部佑樹氏)らと一緒に参照しながら意見交換などを行います。
また、第1部はオンラインイベントに参加しつつJavaのコードをAIを用いて読解する「形式1」と、参加者が任意の時間にJavaのコードをAIを用いて読解した後でアンケートに答える「形式2」に分かれています。いずれかの形式で第1部に参加した方のみ、第2部に参加可能です。
参加者は、下記のようなある程度のJavaの経験があるITエンジニアが想定されています。
- Javaの基礎的な言語仕様を理解し、Javaを使った開発経験があること。
- 送信、受信といったネットワークの基礎を理解していること(特定のクラスライブラリの理解は前提としていません)。
- 生成AIを使用できる環境があり、コード読解において何度か使ったことがあること。使ったことがなくても使い方(プロンプト等)が分かれば問題ありません。また、使用される生成AIの種類は問いません。
このイベントで得られた結果は森崎研究室によって個人を特定できない形式とされた後、統計情報や実データを論文、ブログ、カンファレンスでの発表、メディア、記事等の形式で公開される予定です。
また、コード読解の際に生成AIに入力したプロンプトの内容も参加者に開示いただきます。プロンプトの内容についても、上記と同様に個人を特定できない形式にして、論文、ブログ、カンファレンスでの発表等で公開する可能性があります。
イベントへの参加方法
イベントの申し込みはそれぞれ以下のページで行われています。詳細はあらためて下記のページでご確認のうえ、お申し込みください。
- 第1部:形式1:Javaコードを生成AIを使って読み、活用方法を和田卓人氏とGitHub服部佑樹氏と語ろう-形式①
- 第1部:形式2:Javaコードを生成AIを使って読み、活用方法を和田卓人氏とGitHub服部佑樹氏と語ろう-形式②
第2部のイベントの参加方法は、第1部の結果を送付した参加者で、妥当と判断された方に主催者から情報が送られる予定です。
ソースコードの読解に生成AIを用いることは、ごく最近始まった新しい作業方法であり、実際のところどれだけ役立つのか、それを学術面で定量的あるいは定性的に分析する例はまだほとんどないはずです。この研究への協力や議論に参加できる貴重な機会にぜひふるってご参加ください。
(本記事は名古屋大学 大学院情報学研究科 森崎研究室の提供によるタイアップ記事です)