約9割のホールスタッフが配膳ロボットとの協働に満足–DFA Robotics調査
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ロボティクスソリューションカンパニーのDFA Roboticsは、配膳ロボット導入店舗で働いている飲食店のホールスタッフ101人を対象にアンケート調査を実施し、結果を発表した。同調査では、ロボットによる配膳・下げ膳業務の負担軽減割合について尋ねたところ、「4割以上負担が減った」と回答する割合が58.2%だった。
同調査は、インターネット経由で4月24~25日に実施された。DFA Roboticsは2021年11月から本格的に配膳ロボット事業へ参入し、これまでに3500台以上の配膳ロボットを全国の飲食店などに提供している。
調査では、「配膳ロボットが導入されたことで、変化したことはあるか」(複数回答可)と尋ねたところ、「配膳・下げ膳業務の負担が減った」が66.3%、「接客、飲み物の補充などほかの業務に時間を使えるようになった」が49.5%、「作業効率が向上した」が38.6%だった(図1)。
「特にない」「分からない/答えられない」以外を回答した人に、配膳ロボットの導入で変化したことの具体的なエピソードを聞くと、「料理を運ぶ効率が上がり、料理が滞留しにくくなった」「自分自身や皆の技術力の向上のための時間を確保できるようになった」「腰痛が改善した」などの回答が寄せられた。
「配膳ロボットと一緒に働いてみての満足度はどれぐらいか」という質問に対しては、「とても満足している」が24.7%、「やや満足している」が61.4%と、約9割が「満足している」と分かったという。
「勤務先の飲食店では、配膳ロボットはどのような目的で導入されているか」(複数回答可)と尋ねたところ、「従業員の負担軽減」が69.3%、「人手不足の解消」が66.3%、「サービス品質の向上」が39.6%だった。導入台数は「1台」が37.6%、「2台」が30.7%、「3台」が12.9%だった。
導入前の不安の有無を聞いたところ、「とてもあった」が14.9%、「ややあった」が48.5%だった。具体的にどのような不安点があったか(複数回答可)を聞くと、「ロボットに任せるよりも自分でやった方が早いのではないか」(57.8%)、「ロボットを使いこなせるか」(51.6%)、「ロボットが正確に作業を行えるか」(43.8%)などが上位項目として挙がった(図2)。
「今後も飲食店で働くとした場合、配膳ロボットがいる店舗で働きたいと思うか」と聞くと、「とてもそう思う」が32.7%、「ややそう思う」が48.5%だった。